百蔵山(2000/02/05)単独


山梨の山へ

 高川山に行って以来、近郊の山とは違った趣の山梨の山にまた行きたいと思っていた。ガイドブックを広げ展望が良く登りが楽そうな百蔵山に行くことにする。土曜日で子供達が学校、幼稚園なので今日は1人だ。カーナビを大月市営グランドにセットし走り出す。何も考えずナビの案内どおりに八王子インターから大月インターまで高速に乗り降りた後、20号を少し戻る。これではずっと下道でもあまり時間は変わらなかったかもしれない。やがて市営グランドに到着し何もイベントをやってなかったので空いている駐車場に車を止める。

百蔵山へ

 支度をして歩き出す。途中指導票があり、迷うことは無い。暫く急な登りが続くが今日は体調も良く1時間ほどで尾根に出る。そこからは20分ほどで広い頂上に到着する。なんだか拍子抜けするほど楽な登りだった。頂上からの展望は素晴らしい。大きな富士山がデーンと見え、早速景色を楽しみながら日溜りで暖かい中、昼食にする。まだ11時過ぎで早いせいか余り人は多くない。持ってきた弁当を食べ終わり、出掛けに引いた豆を持ってきたのでコーヒーを淹れる。香り高い食後のコーヒーを飲みながら景色を眺めていると幸せな気分になる。

欲を掻いて扇山へ

 少しのんびりして時計を見るとまだ12時だ。頂上は続々とやってくるハイカーで賑やかになってくる。さて、このまま帰るのは勿体無い。扇山まで行ってみようか? そのつもりは無かったが登りは意外と楽だったしまだ体力、時間もあるから行けるところまで行ってみよう。頂上から東の扇山を目指す。登りはそんなに急な箇所はなかったがこちらの下りは結構急だ。木に捕まりながら慎重に降りていく。やがて傾斜が緩くなり尾根道を進む。
 しかし楽な尾根道を想像していたが幾つもアップダウンがあり、だんだん体力を消耗し足を上げるのが苦痛になってくる。なんとか目の前のピークまで行くことにする。ところどころ雪があり滑りそうな所を木に捕まりながら何度も休み休み進む。息が上がって休んでいるところ、下から初老の男性がやってくる。ここは結構きついですねなどと話、ピークに向かう。やっとのことで登りきると標識はないがどうやら大久保山のようだ。扇山の方角を望むがまだアップダウンもあり結構遠そうだ。車の為また戻ることを考えると行ってくるのは無理そうに思える。ここで少し休憩し引き返すことにしよう。

無理は禁物

 がくがくしてきた膝を庇い暫く休憩する。初老の男性は扇山まで行くようだ。私はゆっくり休憩し、だいぶ楽になったところで来た道を引き返す。登りでは雪があり怖いと思っていたが下りはもっと怖い。今日は南向きルートの百蔵山だけ歩くつもりだったので軽アイゼンは持ってきていない。慎重にピークを降りるとしばらく緩い尾根道を進む。間も無く逢坂峠に到着し、宮谷川に向って南下する。降り積もった落ち葉が幾重にも重なり地面の石が見えず歩きにくい道を暫く下る。
 だんだんつま先が痛くなって来るがペースを落として我慢しながら歩く。どうやら靴が合わないようでいつも下りでは少しつま先が痛くなるのだが今日は特別痛みが激しい。何とか我慢しながら降りて行くとやがて宮谷川に出る。川を渡るとそこからは林道だ。ホット一息ついて長い林道を歩き縄文時代の宮谷遺跡を過ぎる。そこから市営グランドまでの道のりが痛めたつま先で辛い。なんとか駐車場に辿り着く。膝とつま先が痛く体力が無いのにしかも単独行で今日は無理したなと反省する。今週は筋肉痛とつま先の痛みで悩まされそうだ。

山行データ
山行日: 2000/02/05 晴れ
山: 大月市 百蔵山(1003m)
コース&時間: 市営グランド(1:20)百蔵山(1:40)大久保山(1:00)逢坂峠(1:20)市営グランド
同行者: なし
参考ガイドブック: 分県登山ガイド14山梨県の山
写真: 百蔵山の写真


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