天園(1999/11/23)子連れ


いざ、鎌倉!

 秋も深くなったが今日は暖かい。子供を連れてどこに行こうかと考える。ガイドブックを見ると鎌倉に手頃なハイキングコースがあるようだ。鎌倉というと寺しか思い浮かべないが、どんなところだろうか? 野生のリスに会えるかもしれないと子供達に声を掛けると一姫、一太郎とも「うん、行く!」との返事で早速出かける。観光地で渋滞と駐車場が心配なため電車で向かう。

瑞泉寺

 鎌倉駅は休日でごった返している。人を掻き分けながら若宮大路を進む。観光地で山用のザックを背負ってブーツを履いているのは私だけだ。鶴岡八幡宮の前を右に曲がり瑞泉寺を目指す。地図で見たより結構距離が有る。登る前に疲れそうだ。しかしだんだんと観光客も減り古都の風情が楽しめるような景色となる。
 やがて瑞泉寺に着く。ここは四季を通じていろんな花が楽しめるらしい。早速拝観料を払い中に入るがすぐに境内ではないようだ。左手に庭がありさらに進むと石段が現れる。庭園はその上のようだ。急な階段を上がり庭園に入る。中は結構広く紅葉にはちょっと早いが木々が綺麗だ。一通り眺めた後いよいよ天園に向かう。

楽しい山道

 来た道を戻り門を抜けるとすぐ先に左手への分岐がありハイキングコースの標識が出ている。曲がるとすぐに登山道の標識があり登り始める。岩が露出した道を歩き始めると下ってくる人達に会う。結構大勢の人が歩くコースなのだろうか? 少し登ると一旦平坦になり歩き易くなる。ここまで来ると観光地の喧騒は遠く山に来た感じがしてくる。多少アップダウンはあるがとても気持ち良い道で子供連れやハイキング初心者には最適なコースだ。

意外な展望

 やがて天台山に着く。標高が低く展望には期待していなかったが相模湾が見え標高140m程の割にはなかなかの景色だ。ここから眺めると鎌倉は海と山に囲まれた土地で鎌倉時代にここを都としたことが頷ける。更に少し進むと茶屋が見えてくる。

茶屋の猫達

 茶屋に寄るとベンチがたくさんあり、ここで休憩にする。猫が大勢いてベンチの間をのっそりと歩き回ったり昼寝を楽しんだりしている。人懐こく子供達が可愛いねと言って喜ぶ。店の人の話では飼っているわけではなく山に来て猫を捨てていく人が後を絶たないらしい。酷い話だ。

ゴルフ場!

 少し休憩した後、先に進む。少し歩くと急に目の前が開けてくる。ここが天園のようだ。フェンスが有りその先はゴルフ場で、せっかく山の気分に浸っていたのにガックリ。フェンスのこちら側は公園のように整備されていて広く大勢の家族連れや若いカップルで大賑わいだ。空いている場所にシートを広げてご飯にする。天気が良くポカポカ陽気の中で食べるご飯は旨い。子供達はサッサとご飯を食べ終わり、持ってきたおやつを食べ始める。上空にはトンビが舞い、近くではカラスがうるさい。

長い道のり

 のんびり寛いだ後、帰ることにする。ちょっと小高くなっている所が6つの国が見えるという大平山頂上だ。ここからの展望も素晴らしい。由比ガ浜が綺麗だ。その先から下りになる。しばらく緩やかな下りが続き鷲峰山を過ぎ十王岩手前の分岐に出る。かなり歩いて疲れた。北鎌倉までずっと歩くコースがあるようだが、ここから覚園寺方面に下る。急なところもなく暫く歩くと登山口に到着しそこからは車道になる。

ぐったり。バスに乗ろう!

 駅に向かって歩き始めるが標高はないにもかかわらず結構歩いた気がする。駅から瑞泉寺まで歩いたのが効いたのかもしれない。大塔宮まで戻ると丁度バスが出るようでこれに乗り込みホットする。子供達も疲れが出たのか眠そうだ。鎌倉駅で降り、何か土産を買って行こう。次来る時はもっと体力を付けて北鎌倉まで歩いてみたい。

山行データ
山行日: 1999/11/23 晴れ
山: 鎌倉市 天園(159m)
コース&時間: 瑞泉寺登山口→天台山→大平山頂上→覚園寺
同行者: 一姫、一太郎
参考ガイドブック: 親子の初めて山散歩


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