本社ヶ丸(2000/03/11)グループ


本社ヶ丸ってどこ?

 日和見山の会で知り合った能天気さんからメールが来て本社ヶ丸に行く予定だけど一緒にどうかと誘われる。初めて聞く山名で興味を持ち、ご一緒しますと返信する。当日朝、待ち合わせの大和駅まで車で迎えに行く。間もなく改札より能天気さんがやってくる。1月の日和見山の会で行った高川山以来だ。近くのコンビニで昼食を買い、カーナビに笹子のxxxをセットして中央高速を目指す。今月末には車を買い換えるのでこの車(スプリンターカリブ)では最後のドライブだ。車中で今まで行った山の話や今日向かう山の話などをする。途中大きな渋滞も無く目的地周辺に到着する。
 ところが登山口に向かう林道を進むと途中で工事中となっており、それ以上進めない。仕方なくそこに車を止め歩くことにする。5分ほど歩いた頃、右手のほうから真新しい別の道が見えてきて車が行き来しているのが見える。どうやら新しい道を作ったようだがカーナビの地図が古く載っていなかったようだ。回れ右をして車まで戻り一旦国道まで戻り、新しい道を探す。少し進むと左に折れる新しい道が有り、そちらに進む。すぐに先ほど歩いていたあたりまで来て道が合っていた事が分かりホットする。暫く快適な舗装路を進むがやがて林道になり、車の腹をこすらないように気を付けながら進む。やがて東京電力の発電所に到着し、近くの空いたスペースに駐車する。

おっ、雪が!

 林道を歩いていくとやがて登山道に入る。能天気さんの話では標高差は1000m以上あるらしい。今まで大山や金時山より高い山に行った事がないが着いていけるだろうか? 不安をよそにのんびりペースで最初は快適に進む。3月で天気が悪いため気温は低いが、急登になってくると体が温まり汗が噴出してくる。額の汗を拭いながら進む。少し休憩してから更に進むと道が雪混じりになってくる。そういえばこのルートは北面で日当たりが悪いためまだ雪が残っているのだ。それでも全面雪という訳ではないので土の部分を踏んで進む。
 しかしだんだんと雪が多くなり、しかも凍っているところがあり滑りやすくなってくる。しかも傾斜もきつくなってきて軽アイゼンも持っていないので無理して登っても帰りは大丈夫か不安が広がってくる。能天気さんは歩きなれているようで確かな足取りで進んでいくが、私は所々凍った雪道を歩くのにとても慎重になり遅れがちだ。それでも何とか付いていくが急な斜面で結構凍っている所に出るとそこから進めなくなってしまう。

準備不足

 能天気さんがもっと上の方の状況を確認してくると言って進み、私はここで少し待つことにする。どんどん能天気さんがジグザグに登って行きやがて見えなくなる。じっとしていると寒く、ザックからジャケットを着て待つ。暫くして能天気さんが戻ってくる。上のほうも凍っている箇所が増えてやはり軽アイゼンなしでは無理そうだ。3分の1程登ったのに引き返すのは勿体無いが怪我でもしたら取り返しがつかない。仕方なく今日はこれで諦めて帰ることにする。少し下って広くなったところで昼食にする。ビールを飲んでご飯を食べるとやっと人心地が着く。能天気さんは酒を飲まない人のようでアルコールは無しだ。昼食の後、のんびりと下りやがて林道に出る。駐車スペースまで引き返し靴を履き替え、能天気さんのお勧めの藤野町にあるやまなみ温泉に向かう。
 今回は計画を人任せで自分でコースや状況などを何も調べず、自分の技術で行ける所なのか確認しなかったのがいけなかったようだ。この時期の北面コースでは雪があるのを想定して軽アイゼンは必需品のようだ。結果的にまだ進みたかったような能天気さんに迷惑をかけてしまった。これを教訓に今後は軽アイゼンンや雨具など、少しでも使う可能性のある時は多少荷物は増えるが持って行くことにしよう。


山行データ
山行日: 2000/03/11 曇り
山: 大月市 本社ヶ丸(1630m)
コース&時間: 駐車スペースから引き返し地点まで2時間程
同行者: 能天気さん
温泉: 藤野町 やまなみ温泉


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