扇山(2000/04/06)単独


熊注意にびびる

 2月に百蔵山に行った際、扇山まで縦走しようとしたが膝の痛みと体力不足で断念したが、久しぶりに平日に休みが取れたので扇山に再挑戦することにした。ガイドブックを見ると適当な駐車場が見当たらないが現地まで行けばなんとか探せるだろうと楽観し大野貯水池まで向かう。池に到着しぐるっと回ると北端にスペースを見つけそこに駐車する。支度をして犬目の登山口まで歩く。途中東名高速を渡りしばらく歩く。緩い登りだが舗装路を歩くのに飽きてきたころやっと登山口に到着。ここまで40分程歩いたが登山口のちょっと手前に駐車スペースが有りがっくりする。  さて、いよいよ登ろうとした時登り口に熊出没の看板がありチョットびびる。こういう時は単独行だと不安だ。しかしこの辺で熊に襲われたという話はあまり聞かないから大丈夫だろう。気を取り直して出発する。

三重苦

 登り始めてからすぐ急な登りが始まる。一人だとどうしてもハイペースになりすぐに息が上がる。少し休んでまた先を急ぐ。小休止を繰り返しながら進むとだんだんと踵が靴擦れするのが気になってくる。我慢しながら登るが傾斜がずっと急でどうしても踵が靴の中で擦れて痛みが増してくる。三境まで進んだあたりで痛みが我慢できなくなり靴擦れ防止の伴奏膏を貼る。我慢しないでさっさと貼れば良かったと思いながら更に進む。それにしてもすぐに息が上がるのは体調が悪いようだ。今度はだんだん膝も痛み始め、体調も悪く更に靴擦れの三重苦で少し登っては休むの繰り返しとなってきた。途中で何度も諦めようかと考えたが2回目のチャレンジでしかも平日に休みを取ってまで来たのに諦め切れない。極力ゆっくり歩くようにし何とか少しずつ登りやっと頂上に辿り着く。

味気ない弁当

 辛かった。ふっと一息ついて頂上を見回すと誰も居ないのにはビックリ。結構人気の有る山だから、平日でも大勢いるものと思っていたが以外だ。来る途中まで晴れていたのにいつの間にか曇ってしまい展望が悪い。近くの山は見えるが期待していた富士山は見えず残念。それでも近くの山々を見ていると落ち着く。息を整え持ってきたビールを取り出しぐいっと飲み始める。しかし体調が悪いせいかビールが旨くない。飲み干した後、弁当にするがこれも何だか味が良くわからない。いつもの山登りの楽しみなのに体調が悪いとなんと味気ないのだろう。食べ終わった後、十分時間があるのでチョット昼寝する。静かな山頂でたった一人というのは始めての経験だ。

温泉へ

 しばらく休んでから下山とする。帰りは君恋温泉に寄ることにする。下りで膝が痛くなるのでゆっくり進む。温泉の看板が何度かあり、途中で携帯からこれから向かうから入浴したい旨連絡する。のんびり下って行って、温泉を目指す。やがて民家のような温泉に到着する。玄関に入り先ほど電話したものだと告げるがまだお湯が入ってないとのことで30分程待たされる。せっかく電話したのになぜだろう。  入浴後駐車してある大野貯水池へ向かう。せっかく汗を流し着替えたのにまた汗をかく。もっと上に駐車してればと悔やみながら駐車場まで40分ほどで辿り着く。  翌7日は仕事だったが駅の階段でさえ下りは酷く膝が痛み仕事帰りに医者に診て貰ったが特に関節、骨に異常は無く安心した。何十年も殆ど運動していなかったのに、ここの所頻繁に山登りをするようになって負担がかかったのかも知れない。せっかく楽しくなってきた趣味だし長続きするよう無理せず体調には気を付けながら続けていこう。


山行データ
山行日,天気: 2000/4/6 晴れ
山: 大月市 扇山(1,138m)
コース&時間: 大野貯水池→犬目→頂上→君恋温泉→大野貯水池
同行者: なし
温泉: 君恋温泉
参考ガイドブック: るるぶ首都圏からのハイキング'00〜'01


前の山行へ
前へ
トップページへ
トップ
次の山行へ
次へ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送