弘法山(2001/04/01)子連れ


家族総出で

 朝起きるととても天気が良い。最近家族連れで出かけていないし久しぶりに幼児の二太郎でも歩ける秦野の弘法山に行く事にする。先日、塔ノ岳に向かったときR246の善波トンネル付近でカーナビに弘法山が表示され、そちらを見るとこんもりとした丘のような山が見えた。家に帰って神奈川の登山ガイドを見ると低山ながら景色も良く神奈川景勝百選にも選ばれているようだ。しかも桜の名所と書いてあるから楽しみだ。

素晴らしい展望

 今回は駐車場の有無も分からず、また有ったとしても花見で込んでいるだろうと思い小田急で秦野駅に向かう。秦野駅で降りると右手前方の少し先に頂上付近に桜が咲いている山が見える。浅間山のようだ。駅から車道を歩いて20分程で弘法山公園入り口に着く。ここから登山道が始まる。いつも余り抜かれることは無いが今日は下の子を背負子に背負っての登りで次から次へと上ってくる花見客に道を譲りながら進む。30分程で浅間山の頂上(196m)に着く。頂上では花見客が処狭しに宴会をしている。天気も良く富士山を始め丹沢の山並が綺麗だ。ここからもう少し上のほうに展望台が見えるのでそちらへ向かう。途中一旦下った処に駐車場があり満杯で入れない車が右往左往している。やはり電車で来て正解だった。そこから少し登ると権現山(245m)に着く。ここに先ほど浅間山から見えた展望台が有り、上がってみると景色が素晴らしい。標高が低くても回りに遮るビル群がなく秦野盆地、富士山、丹沢山系が一望できる。浅間山より若干高い分更に見晴らしが良い。

満開の桜を見ながら

 敷物を敷いて休憩とする。ここで背負子から二太郎を降ろす。肩と背中がとても痛い。普段の山行では4,5kgの荷物だが幼児とはいえ11kgはさすがに重い。雪山に登る人は20kg以上の荷物を背負うようだが自分にはとても真似が出来そうに無い。ビールを飲み一息つく。疲れた体に染み渡るようだ。風が暖かくて気持良い。時々鐘の音が聞こえる。良い音だ。

 弁当を食べてから次の弘法山へと向かう。馬場道という尾根が有り道の両脇に桜並木が続く。満開でここでも大勢の人達が宴会をしている。ここは山の尾根といった感じは微塵も無く屋台が幾つも出ていて業者の人たちの車が脇に止めて有る。車道が無ければここまで花見客も多くこないだろうし、もう少し静かな雰囲気で花見が楽しめるのに残念。30分程で弘法山(230m)に着く。ここは少し花見客も減り静かだ。昔、乳の出が良くなったという伝説の「乳の井戸」があり飲んでみる。旨い。すぐそばに鐘付堂があり先ほどから聞こえていた音はこの鐘の音であった。

可哀想なベビーカー

 ここでまた少し休憩し吾妻山経由で鶴巻温泉駅に向かう。ここから吾妻山への道は花見客が途絶えハイキング姿の人だけになる。少し下ると道が整備されていて段差も無いので二太郎を背負子から降ろしベビーカーに乗せ換える。途中何度か道の状況次第で背負子に乗せ変える。しばらく歩くと吾妻山と、野仏と温泉の道への分岐点に出る。神さんと相談するともう疲れたというので(自分も結構疲れた)野仏と温泉の道経由で鶴巻温泉駅へ向かう。道の名前の通り途中幾つか野仏が有る。我々の前を行く夫婦は信仰厚くその都度手を合わせていく。ここまで来るとかなり疲れていて多少の段差や道が悪くてもベビーカーを使うがガタガタして今にも壊れそうだ。

 しばらく進み家々の屋根が見えてきて畑を過ぎるとやっと車道に出る。そこから15分程のんびり歩いて鶴巻温泉駅へ辿り着いた。低山ながらも駅2つ分も歩くと結構良い運動になり、花見の余韻と心地よい疲労感の中、電車に揺られ家路に向かった。


山行データ
山行日: 2001/04/01 晴れ
山: 秦野市 浅間山(196m)、権現山(245m)、弘法山(230m)
コース&時間: 浅間山→権現山→弘法山
同行者: 神さん、一姫、一太郎、二太郎
参考ガイドブック: 分県登山ガイド13神奈川県の山
温泉: なし
写真: なし


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