烏尾山(2001/03/24)単独


バカ尾根へ

 先週、塔ノ岳へ行こうとしたが三ノ塔止まりだったからまた塔ノ岳を目指すことにする。今度は通称バカ尾根と言われる大倉尾根から行ってみよう。バカ尾根とはどんな尾根だろうか? ガイドブックを見ると戸川公園に駐車できると書いてあり、カーナビをセットし家を出る。曇りの中、途中まで先週と同じ道を進む。やがて川の左手に戸川公園が見えてくるが駐車場が見当たらない。そのまま進むと舗装が終わり砂利道になる。途中で山行の人が歩いていて道を聞く。戸川公園の駐車場は水無川の反対川だそうだ。どうやらカーナビのセットを少し間違えたようだ。

烏尾山へ

 その人の話では新茅山荘前に駐車場があり、そこから烏尾山登山口があるとの事。引き返すのも面倒だし、烏尾尾根から行く事に急遽ルート変更する。その人を乗せ新茅山荘へ向かう。どこまで行くのか聞くと取り合えず烏尾山迄行き後は気ままに歩いて今日は作治小屋で沈没だそうだ。いつも日帰りの私からすると羨ましい限りだ。やがて新茅山荘に着き、地図を見ると烏尾山迄2時間とある。私が支度をしている間にその人は先へ向かう。私も靴を履き替えストレッチをしてから登山口へ向かう。最初の20分程は急な樹林帯だ。このコースは余りメジャーでないようで注意して無いと道を見失いそうになる。初めての道は不安なものだ。

 やがて先ほどの人が休んでいる所に追いつく。頂上までどのくらいか聞くと後40分程だそうだ。その人はそこで一服してから行くとの事で挨拶をして先へ向かう。途中で中年の夫婦が休んでいる所を追いぬく。夫婦で登山も楽しそうだ。段々息が上がってきた頃、急に南面が開ける。秦野市外が一望だ。振り返ると頂上が目の前だ。烏尾山頂上には5組ほどの人達が休憩している。ここは三ノ塔と行者ヶ岳に挟まれ余り展望は良くない。時計を見るとまだ11:20だが、お腹が空いたのでおにぎりを1個食べる。

塔ノ岳へ・・・

 10分ほど休憩して行者ヶ岳に向かう。行者ヶ岳を過ぎるとすぐに鎖場がある。鎖場を通るのは初めてだ。恐々と鎖を握る。太くてずっしりと重い。慎重に岩場を下る。後ろ向きになり一歩一歩足の置き場所を確認しながら降りる。手が汗で滑りそうだ。ガイドブックには鎖に頼りすぎたらいけないとは書いてあるが足が震えそうでどうしてもしっかり鎖に頼ってしまう。何とか降りきるとほっとする。我ながら随分怖がりだと情けなくなってしまう。

 息を整え少し進むと今度は左側が崖になっていて右側に鎖のあるやせ尾根に出る。随分怖そうだ。ここから落ちたら自力で這い上がるのは難しそうだ。どうするか悩んで休んでいる間に後からやって来た人達がどんどん進んで行く。皆、平気な顔で進んでいくが怖くないのだろうか?小学校高学年程の子供連れの親子も進んでいく。行きは何とか行けたとしても車があるからまたこの道を下らなければならない。下りは特に怖そうだ。そのあと上からこちらへ降りてくる二人連れがやって来る。どんなふうに歩くのか彼らの足元を注意深く観察する。一人は少しビッコを引いていてゆっくり降りてくる。二人で「ここから落ちたらヘリコプターかなぁ」などと冗談交じりで歩いてくる。慣れるとこんな所は全然怖くないのだろうか? 更にしばらくどうするか逡巡するが結局、一人の時は特に慎重にした方が良いと思い引き返すことにする。

いつになるやら

 烏尾山に戻り昼食とする。じっとしていると結構寒い。ここからの下りは来た道で危ない所もなかったので安心してビールを飲む。しかし、さっき引き返したのが心残りで余り旨くない。下りは膝を痛めないよう注意しながらゆっくりと歩く。途中で一組のカップルに会う。一人の時は他の人と逢うとホッとする。途中、膝が少し痛くなってきたが酷くならないうちに登山口まで着いた。いつもの事だが車に乗るとホッとする。

 帰りは途中の竜神の泉に寄る。ポリタンクを持って汲んでいる人がいるが、ちょっと場所を空けてもらい泉を飲む。旨い。次に来るときは車にポリタンクを積んで汲んで行こう。少し下って戸川公園に出る。時間があるのでちょっと寄ったが広い河原で遊ぶ所があり子供連れで来るには中々良さそうな所だ。車に戻り家路を辿る。

 こんな訳で2回塔ノ岳へ行こうとしたが、2回とも敗退となってしまいとても残念だ。怖いのは体力が無く足腰がしっかりしてない事や経験不足から来るのだろう。もっと色んな山に行き膝も痛くならないようにし、鎖場、岩場も楽々上り下りできるようにしたい。そうしないといつまで経っても初心者コースばかりで、中級者、上級者コースへは進めない。早く富士山や北、中央、南アルプスの山々にも行ってみたい。


山行データ
山行日: 2001/03/24 曇り
山: 秦野市 烏尾山(1,136m)
コース&時間: 烏尾登山口(10:00)烏尾山(11:20,11:30)途中引き返して烏尾山(12:40,13:20)烏尾登山口(14:15)
同行者: なし
参考ガイドブック: 分県登山ガイド13神奈川県の山、富士山の見える山60選、登山・ハイキング19丹沢山塊
温泉: なし
写真: なし


前の山行へ
前へ
トップページへ
トップ
次の山行へ
次へ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送