畦ヶ丸(2006/05/04)単独


西丹沢へ

 西丹沢には2月に大室山へ行ったがそれっきりとなっている。車だと絶対渋滞するだろうし、まだ富士急のバスカードが2千円以上残っているからまた行くことにする。4日前に二太郎を連れて潮干狩りに行ったが、そのときの筋肉痛が残っている(ずっとしゃがんだままの貝探しで結構疲れた)から畦ヶ丸だけ登ってこよう。6時に家を出て99shopで朝ごはん用にパンを買って駅へ向かう。電車の中でストックを忘れたことに気がついたがもう遅い。天気が良く新松田駅のバス停では長蛇の列になっていて臨時バスもでるようだ。7:20のバスに乗り西丹沢自然教室に向かう。やっとお腹が空いてきて買ったパンを食べる。バスは街中を過ぎると快適に進んで自然教室へ着く。

木橋を渡り

 自然教室の前では係りの人が登山届けを出すよう呼びかけている。私も書いて係員に渡し、準備運動をしてから左手の橋へ向かう。時間は8:30だ。この橋を渡るのは初めてだ。橋の上からはキャンプ場が見え、楽しそうな賑わいを一望する。下を見ると川が綺麗だ。渡り終え川沿いの道を進むとすぐに一つ目の小さな木橋が現れる。次には急な石の階段がありそれを登るとすぐ下りの石段になる。何のことは無い、ただ堰堤を乗り越えるためのものなのだ。何でこんなもの作っているんだろう?更に進むと何度も川を渡る木橋が現れる。まだ新しく丈夫なものから途中の段が腐って抜け落ちているような危ないものまでいろいろある。

抜きつ抜かれつ

 下棚沢の看板があるが先を急ぎたい気分で寄らずに先へ進む。次に本棚沢の看板がありこちらは5分と書いてあるから寄ってみる。川沿いに進むとすぐに大きな滝の音がしてきて左上部より豪快に滝が落ちている。なかなか見ごたえがあり5分掛けて見る価値は十分だ。登山道まで戻ると丁度一人やってきてその人(以後aさん)は滝には寄らずに先へ進む。aさんの後を少し離れて進むが結構歩くのが早く着いていくのがやっとだ。途中aさんが休んでいるので抜いて先へ進む。権現山登山口で休んでいるとaさんが抜いていく。

ロングトレイル

 登山道の脇にはところどころつつじが咲いている。街中では道路わきに整然と植えられているのを良く見かけるが、新緑の中に点々と咲いているつつじは新緑とのコントラストが格別美しい。更に進むと標識のあるところでaさんが休んでいる。標識を見ると善六ノタワだ。もっと広い場所だと想像していたが狭い場所だ。aさんと話をすると今日は畦ヶ丸から菰釣山、大棚ノ頭と歩いて山中湖まで十数時間歩くと言う。凄い健脚だ。私には到底できない芸当だ。

先は長い

 aさんが先に歩き出し私は少し休んでから先へ進む。筋肉痛を懸念していたが歩く分にはそんな影響がない。やはりじっとしゃがんでいるときに使う筋肉と歩く筋肉は違うのだろう。すぐに畦ヶ丸の頂上らしきものが見えてくるがこれがニセピークでなかなか辿り着かない。やっと頂上かと思ったらまだ先で避難小屋まで500mの標識を過ぎてやっと頂上だ。aさんと他に数人の登山客が休んでいるピークは全く展望は無い。aさんが地図を広げていてまだまだ長いですねと声を掛ける。aさんは先を急ぎ私は少し休憩する。

ご飯はどこで?

 まだ10時半でご飯を食べるには早いし先へ進む。すぐに避難小屋がありここのベンチの方が展望も良いがちゃっかり先客がいる。避難小屋には若い男女8人ほどいて賑やかだ。大滝峠上へ向かい南下する。ずんずん降りていくと大滝峠上に着き、ここでも若い男女6人ほどいて賑やかだ。挨拶も元気にしてくれて気持ち良い。ここから南の道はエアリアの地図では赤点線になっていて歩かれていないようだ。私はもちろん南東の大滝橋へ向かい歩いていく。今日はストックを忘れてきたが膝は痛くならなくて快調だ。途中ステタロー沢という枯れ沢があるがどういう意味だろう?暫く降りていくと一軒家避難小屋に着く。ここでお昼にしようかと思っていたが、ここにも若い男女6人ほどがいてテーブルは一杯だ。今日は随分と若いグループが多い。キャンプに来た人達だろうか。幸い今日持ってきた食材は保存がきくものだから次の山行で使うことにして今日は降りてから温泉ででも食べることにしよう。

バスは?

 少し休憩して大滝橋へ向かい歩き出す。キャンプ場から来たのだろうか犬や小さな子供づれのハイカーも登ってくる。沢沿いの道になり何度か木橋を渡りながら進む。せせらぎの音と新緑の中爽快な気分で降りていく。やがて林道に出て少し歩くと大滝橋に到着する。道路から下には大滝キャンプ場があり大勢の人で賑わっており、皆楽しそうだ。中川温泉までバスで行こうと思い時刻表を見るとすぐに来るようだから待つ。しかし時間を過ぎてもやってこない。ひょっとするともう行った後なのかもしれない。歩いて行こうかとも思ったがお腹が空いてきたしどうしよう?

まぁいいか

 バス停のそばに箒杉茶屋の看板があり手打ちそばがあると書いてあるのを見て無性にそばが食べたくなる。大滝隋道を通り箒杉に向かって道路を登っていく。隋道のトンネルを抜けると箒杉が見えてくるが歩くにはかなりある。また一汗かいて箒杉の下まで着く。今までバスや車で傍を通ったことはあるが間近で見るのは初めてだ。かなりでかい。記念に写真に撮り茶屋に入る。店は夫婦とその娘達らしい3人の女の子でやっている。上から高校生、中学生、小学生くらいか。遊びたい年頃なのにGWで稼ぎ時だから手伝いもしょうがないのだろう。メニューを見ると観光地値段だ。ざるの大盛りを頼む。やがてやってきたそばは味は良いのだがそばの太さがまちまちでしかも短い。上の子が厨房に入っているからその子が慣れない手付きで切ったのかもしれない。そばとつゆは旨いからまぁいいか。

鍛えよう

 お腹が一杯になったところでぶなの湯まで歩く。バスはしばらくないのだ。温泉はやはりGWだからかなり込んでいる。それでも露天はそんなでもなく今日の疲れをゆったりと取る。風呂からあがり休憩室で缶ビールを飲む。ここは以前来たとき食事が無いのを知り次に来るときは何かつまみを持って来ようと思っていて、今回は柿ピーを持ってきたから、それをつまみにする。横になって1時間ほどうとうとする。このまったりとした時間が最高の贅沢だ。aさんは今、どの辺を歩いているのだろうか?私ももっと足を鍛えて日がな一日歩けるようになりたい。


山行データ
山行日 2006/05/04 晴れ
畦ヶ丸(1,293m)
コース 西丹沢自然教室(8:30)権現山登山口(8:55)善六ノタワ(9:45)畦ヶ丸(10:25,10:30)一軒屋(11:20)大滝橋(12:00)
歩行数:18,950歩 水:0.7L
同行者 なし
ガイドブック 山と高原地図28丹沢
温 泉 山北町 ぶなの湯
写 真 畦ヶ丸の写真

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