石老山(1999/10/16)単独


石老山

 長い夏も終わりやっと涼しくなってきた。夏の間は海やプールに遊びに行き暑い山からは遠ざかっていたが、そろそろ山に行きたくなった。前回の高尾山から実に3ヶ月ぶりだ。ガイドブックを広げ次に子供達を連れていく山の下見としてどこに行こうか考える。近くて簡単に登れそうな石老山が目に止まる。大きな奇岩が一杯有ると紹介されていて子供達も喜びそうだ。早速支度をして車で石老山登山口に向かう。

きつい登り

 登山口横手の病院の駐車場に車を停めさせてもらい靴を履き替える。気が引き締まる瞬間だ。登山口から登り始める。すぐに奇岩が目の前に立ちはだかる。ガイドブックに写真が載っていたが実際に目にすると余りの大きさに吃驚する。こんな岩の横を歩いている時に地震でもあったら怖いだろうななどと考えながら進む。次から次へと奇岩が続く。登りもきつくすぐに息が上がり休憩する。既に汗びっしょりだ。持ってきたペットボトルをゴクゴク飲む。10月で山はもう寒いのかと思っていたがとんでもない。シャツの袖をたくし上げ息が整ったところで再出発だ。
 なおもきつい登りが続く。息も絶え絶えにやっと顕鏡寺に着く。ここで涌き水があり飲んでみる。冷たくてうまい。駐車場がありここまで車で来れるようだ。少し休んで神社の横の階段を上がる。またしばらく急な登りが続く。結構きつい山道だ。自分の体力の無さが情けない。ちょっと歩くだけですぐ息があがる。ペースが悪いのだろうか。やがて融合平見晴台に出る。晴れてはいるが遠くは霞んでよく見えない。水をガブガブ飲んで少し休憩する。

山頂にて

 更に進むとやっと登りが緩やかになってくる。しかしかなり疲れてきたのでゆっくり進む。やがて先が開けてきてやっと頂上に到着する。しかしあまり展望は良くない。何人かのグループがいてワイワイ楽しそうだ。大きな鍋やコンロを持ってきて料理の最中だ。やはり自分もコンロを買おうか?一人で出歩くのも良いがたまにはグループで来るのも良いかもしれない。疲れていて余り食欲は無いが持ってきたご飯を食べる。しかし一人だと食べ終わるともう何もするこが無く、すぐに下ることにする。

大明神展望台

 下りは蓑石橋方面へ向かう。ガイドブックによると途中に展望台が有るらしい。尾根道を下りにかかる。そんなに急な所は無い。良いペースでずんずんと進む。やがて大明神展望台に到着する。コンクリート製の立派な展望台だ。眼下の相模湖が青く綺麗だ。ゆっくりと景色を楽しむ。山頂よりもここからの方がずっと眺めが良い。展望に満足し休憩した後下りにかかる。

木の根に躓く

 ここからの下りは木の根を縫うような坂道が続く。まるで障害物レースのように次から次へと木の根が現れる。それを楽しみながら良いテンポで進むと、アッ!と思ったら木の根に躓き転んでしまう。まずい、膝を痛めてしまった。立ち上がるとズキズキと痛い。大丈夫だろうか?暫くじっとしていると痛みも和らいでくる。ちょっと捻っただけで大丈夫のようだ。下りは慎重に行動しなければと反省する。一人で骨でも折ったら大変だ。気を取り直し、膝を庇いながらゆっくり進む。

長い下り

 木の根が延々と続く中をゆっくり進む。大分歩いた気がするがどのくらい降りたんだろう?ペースがゆっくりだから余り進んでないのかも知れない。膝も痛いし誰とも会わずにだんだん心細くなる。この道で合っているのだろうか?これで展望の開けた道ならともかく暗い林の中を延々と続く道に多少嫌気が差してくる。しかしここから戻るわけにもいかず進むしかない。膝を庇いながらの下りで汗が噴出してくる。時々立ち止まってはタオルで汗を拭う。むし暑い。更にゆっくり下っていく。いい加減うんざりして来たころ、下のほうにバンガローが見えてくる。やっと着いたのだ。長かった。ホットし汗を拭う。

登山口へ

 林道を歩くとすぐ舗装路に出る。ここから暫く車道を歩く。捻った足に舗装路は響いて辛い。暫くS字カーブの続く道を歩きピクニックランド前に到着する。バスならここから帰れるが車なので登山口まで戻らなければならない。やがて登山口入り口の分岐まで戻り登山口までの坂道を登る。来る時は車で大した坂だとは思わなかったが疲れた足で歩く分には結構急に思える。やっとの思いで病院の駐車場に到着する。

データ

山行日、天気:1999/10/16 晴れ
山:相模湖町 石老山(694m)
コース:登山口→頂上→蓑石橋→登山口
同行者:なし
参考ガイドブック:親子の初めて山散歩




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