今年最初の山はどこへ行こう？最近良く使っているガイドブックの「富士山の見える山６０選」を見て考える。手軽に登れそうな道志の今倉山というところに行って見よう。カーナビを道坂トンネルにセットして8時に出かける。渋滞も無く9:30には到着する。駐車場には既に何台か止まっているが十分空きはあり、この時期だとそんなに混まないようだ。丁度タクシーで来た四人組と出会う。私が支度をしている間に彼らは先にトンネルの上へ向かって歩き出す。靴を履き替えその後をゆっくり登り始める。15分程で道坂峠に着く。ここから右へは御正体山へ向かうコースがあるが余り人が通っていないようで熊笹が深い。彼らが休んでいる所を先に今倉山へと北に進む。単調な直線的な登りが続くが、薄の台地で一休みする。振り返ると富士山や南アルプスの景色がすばらしい。

　更に登っていくと登山口から1時間弱で今倉山頂上に立つ。途中急な所も有ったが意外と楽な登りだった。しかし、ここからの眺めは木々の合間から富士山が見える程度で余り展望は良くない。時間はまだ10:30でお昼には早く双耳峰の御座入山へ向かう。緩やかな道を15分程歩くと到着する。こちらの方が見晴らしが良く、富士山が綺麗だ。しかし、広場にはなっていないため弁当を広げるには狭く、また時間も早いから引き返すことにする。今倉山に戻り早い昼食とする。今日も気持ちいいご飯が食べれて最高だ。

　ご飯を食べ終わり休憩してもまだ11:30だ。帰るには早いので欲を出して菜畑山に向かう。案外近く見えたが途中何度もアップダウンが有り、1時間程でかなり疲れてしまった。先を見ると菜畑山はまだ遠く、引き返すか悩む。結局、一人では無理しない事だと自分に言い聞かせ、引き返す事にする。暫く歩いていると途中で猟師と擦れ違う。菜畑山に他の猟師がいたか聞かれたが行ってないから分からないと答えると、山の斜面を走るように駆け下りていく。とても同じ人種とは思えないほどだ。疲れた足でやっと今倉山まで戻る。少し休憩してから朝登ってきたコースを下る。足に力が入らず膝がガクガクして苦しい下りとなる。やはりまだまだ体力がないから無理をしちゃいけないと考えながら、何度も休みながらゆっくり道坂トンネルまで下る。

　帰りは道志の湯に寄ってゆっくり疲れを癒す。歩いた後の風呂は気持ちいい。痛んだ膝をゆっくりもんで、風呂上がりにビールを飲んでくつろぐ。そんなに混んでいないし快適だ。しばらく酔いを醒ましてから自宅へと向かった。