石老山(2001/02/04)単独


こんなに大勢!

 久しぶりに日和見山の会に参加する。去年夏の大菩薩嶺以来の参加となる。行き先は相模湖にある石老山で、待ち合わせ場所の相模湖駅に向かう。駅には早く着いてしまい暫く待つ。駅舎の中には他にも何人かハイカーが居て人待ち顔だ。この中に今日日和見に参加の人も居るかもしれないが、「日和見に参加の人ですか?」とも声を掛けられず、それぞれ次の電車を待つ。今日は凄く冷え込んでいてじっとしているととても寒い。やがて電車が到着しKenさん、ひかるさん、たーさんが降りてくる。他にも一緒に何人かやってきたが初対面だ。この会に参加するのは今回で3回目だがいつもメンバーが違い毎回参加の人は余りいないのだろうか?駅で待っていた中にもやはり今回の山行に参加の人がいて、全員集合かと思ったら武蔵さんと増さんはまだのようだ。更に1本待って武蔵さんと増さんがやってくる。今日は大勢の参加で男性5人、女性8人の13人だ。

こんなに雪が!

 駅前からバスに乗り、石老山入り口で下車する。しかしそこから登山口に向かう道の両脇には早くも雪が積もっている。山の上の方はもっと凄い雪があるかもしれない。誰もこんなに雪があるとは思ってなかったようでビックリしている。それでも凍っているわけではないから何とかなるだろう。道路わきに石老山ハイキングマップが大きく書かれた看板が有る。色んなルートがあるようだが、kenさんの話によると今回は相模湖病院から登山口に入り顕鏡寺を抜け頂上に向かい、蓑石橋へ降りる予定だ。一昨年の秋に私が一人で来たときと同じコースだ。狭い舗装路の歩道を一列縦隊になって登っていく。結構急な道だ。やがて登山口の相模湖病院に到着する。

急な登り

 病院の前を通り、ここから山道に入っていく。以前、一人で登った時はペースがわからず顕鏡寺までで、もう汗だくになり息がぜえぜえしたものだ。頂上までやっとの思いで苦しみながら辿り着いたのを思い出す。今回は大勢だし、Kenさんがゆったりペースで進んでくれるから楽だ。大きな奇岩の脇を幾つか通り過ぎていく。前に来たときは登りが苦しく岩の様子などゆっくり見る余裕が無かったが、今回はゆっくりで大勢だから「この岩凄いねー」などといろいろ会話しながらで賑やかだ。横田さんとは初対面だが良くしゃべり話題豊富な人だ。雪はそんなに増えるわけでもなく大丈夫そうだ。やがて顕鏡寺に到着する。湧き水があり飲んでみる。こんな寒い日でも登ると体がポカポカで冷たい水が旨い。着ていた上着を脱いでザックにしまう。下着とシャツの2枚で丁度いいくらいだ。一休みして先に進む。ここからもしばらく急な登りが続く。少しずつ雪が増えてくるが踏み後もしっかりしているし問題は無い。

やっと頂上

 途中、融合平展望台で休憩する。振り返ると町並みが眼下に見え、結構登ったものだ。急な登りで暑く、ダウンジャケットで厚着をしてきた人達はザックに入らないから腰に巻いている。休憩の度にアメなどを持ってきた人が配ってくれて単独歩きと違うなぁと実感する。少し休憩してまた登り始める。相変わらず急な登りが続き、次第に苦しくなってくる。高い山ではないのだが相変わらずきつい山だ。辛い中、何とか付いて行くとやがて傾斜が緩やかになり、尾根に出たようだ。後もう少しだ。すぐに狭い尾根があり風で雪が少し凍りかけているところがあって、一人ずつ慎重に進む。そこを過ぎると緩やかな登りになり、次第に人声が聞こえてくると頂上に飛び出す。

頂上でお汁粉

 頂上からは富士山を始め景色が素晴らしい。以前、一人で来たときは確か晴れてはいたが富士山は見えなかったような気がする。頂上には雪が30cmほど有り、銘々シートを広げて腰掛けたり立ったままご飯を食べる。kenさんが大きな鍋を持ってきて新さんとおしるこを作っている。あんな大きな荷物を背負って来るなんて凄い体力だと感心する。さすがベテランだ。私は早々とガスストーブで熱いラーメンを食べ終わると、新さんがおしるこのお湯を沸かすのにガスボンベを借りに来る。そのうちおしるこができたようで新さんとKenさんでみんなに配る。私も貰ってアツアツのおしるこを食べる。旨い。山頂でお汁粉が食べれるなんて驚きだ。冷えて疲れた体に甘いあずきとアツアツの餅が嬉しい。しかもたーさんからはワインの差し入れがあり有りがたく頂戴する。旨い。こんな寒い日に雪のある頂上でお汁粉にワインなんて贅沢だ。

単独と違って

 ご馳走を食べ終わり下ることになる。kenさんと何人かで来た道を戻るか蓑石橋方面から下るか相談し、結局蓑石橋方面へ下ることになる。軽アイゼンを持って来た人は銘々、靴に取り付ける。私も去年買って以来、一度も使ってない軽アイゼンを何とか靴に着け、これまた初めて使うスパッツを着けて歩き出す。こんな雪になるとは思っていなかったから軽アイゼンの無い人は滑らないよう慎重に進む。軽アイゼンの威力は素晴らしい。全くすべる気配がないのだ。これなら安心だ。暫く歩きやすい道を進むと大明神展望台に到着する。相模湖が綺麗に見え、広場は誰にも踏まれていない雪がふかふかだ。端に誰かが作った雪だるまがあって微笑ましい。ここで少し休憩する。初対面の人と何人か自己紹介をするが、書く物も無いし後で思い出せるだろうか?ここでもアメなどを貰う。ありがたい。今日は女性が多く、こういう気配りが嬉しい。私は人に配れるようなものを何も持って来なかったが今度から何か用意しよう。

道具は使ってみないと

 ここからは樹林の中を下る道になる。木の根が張り出している所が多く、滑りやすい。来た道を戻ったほうが良いかとも思うが、ここまで来れば進んだほうが早い。慎重に長い道を下っていく。足場が悪いときは特に長く感じるものだ。歩いていると、途中で軽アイゼンが取れてしまう。4本爪のアイゼンだがベルトが足の甲で止めるだけでそれが歩いていると前にずり下がってきたのだ。他の人の軽アイゼンを見ると足首の後ろに廻して留めるベルトが着いているのもあり、それだとずれる心配はない。kenさんが使っているのは靴底に雪が着いてダンゴになるのを防ぐプラスチックプレートが付いた物だ。横田氏も同様のものだがプレートはオプションで別売りだったらしい。

 私が買ったのは去年だが、一度も使ったことが無く使用するのは今回が始めてだ。買うときは何が良いかわからず取り敢えず安くてコンパクトなのを選んだが、やはり経験がないと良し悪しは分からないものだ。まだ新品だし買い直すわけにはいかないから家に帰ったら後ろに廻すベルトを付けてみよう。時々ずれるベルトを直しながら慎重に下っていく。樹林の中は早くも薄暗くなってくる。長い下りにうんざりしてきた頃、下の道路を行く車の音が大きくなってくる。やがて相模湖休養村キャンプ場に到着しホッとする。後はバス停までのんびり歩くだけだ。


山行データ
山行日: 2001/02/04 晴れ
山: 相模湖町 石老山(694m)
コース&時間: 石老山登山口→頂上→蓑石橋→ピクニックランド前
歩行数、時間: 総歩行数:22,700歩、歩行時間:3時間50分
同行者: kenさん、新さん、畑さん、山さん、ひかるさん、たーさん、横田さん、Mayさん、増さん、武蔵さん、鶴さん、あーさん
参考ガイドブック: 親子の初めて山散歩
温泉: なし
写真: なし


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