三ノ塔(2001/03/17)単独


塔ノ岳へ

 神奈川に住んでいながらメジャーな丹沢山系は大山しか行った事が無く、毎日駅に向かう(東方面)途中で振り返る(西方面)と大山と富士山が見える所が有り、大山の右手に連なる丹沢山系の山々に近い内に行こうと思っていた。先日丹沢山系の地図を買い、体力も無くすぐ膝が痛くなるのでどこまで行けるか分からないが、取り合えず人気の有る塔ノ岳へ行くことにする。

 コースは一番メジャーな表尾根とし、ヤビツ峠は初めてなのでカーナビをセットし家を出る。曇りだが雨の心配はなさそうでまずまずのドライブだ。蓑毛からはヘアピンの連続する道で冷や冷やしながら走る。やがてヤビツ峠に着く。山行の人達が数名居る。車を止めまずは二ノ塔を目指す。富士見山荘まで車道を歩きここから登山道に入っていく。すぐに急な階段が始まり膝を痛めないようゆっくり行こうとし、先行のグループの後ろを歩く。しかしすぐにグループしんがりの人が「先にどうぞ」と譲ってくれたので仕方なく前に出る。なんとなく譲られた後にゆっくり歩くわけにもいかずペースを上げる。しかしすぐに息が苦しくなってくるが、勾配が緩くなったあたりからゆっくり進む。途中開けた所で振り返ると、いつも東からしか見た事の無い大山を初めて西から見る。こちらからの眺めも中々良い。

寒い!天気が悪い!引き返す

 間も無く二ノ塔へ到着。景色を楽しみ少し休んで三ノ塔へ向かう。ここからは大した距離も無く、すぐに頂上へ着く。風が強くとても寒い。天気が悪く残念ながら富士山は見えない。東に大山、北西に塔ノ岳までの従走路がはるか遠く続いているのが見える。あんな長い距離を歩けるのだろうかと不安になる。寒いので休憩所に入り、まだ11:20と早いのだが昼食にすることにした。早速上着を着て熱いラーメンを作って食べるが寒くて震えそうだ。休憩所の中は薄暗くいかにも寒々している。結構人が居て声だけは賑やかだ。

 ご飯を食べ終わってもじっとしていると寒く、歩きだそうと思って外に出る。しかし先ほどより更に寒くなっており、しかも冷たい雨が少し降り始めて来た。買ってからまだ一度も使っていないレインウェアは一応持ってきているし、まだ膝は痛く無く体力的には大丈夫そうだ。どうしようか悩む。結局、初めての道でこの先は岩場、鎖場があるようだし晴れている時にまた来ようと思い、今日はこれで切り上げて帰ることにする。

また来よう

 来た道を下り始める。熊笹の茂る日当たりの無い所にまだ雪が残っており注意して進む。二ノ塔を通り過ぎ更に下っていくと雪と泥でかなり滑りやすい。慎重に降りていくが一度ズルッと来て尻餅を着きそうになり、右手を着くがその甲斐もなく転んでしまう。お尻から裾まで右側が泥だらけになる。やれやれと気を取りなおして更に慎重に下る。やがて富士見山荘に着くとほっとする。泥を叩いて中に入りコーヒーを頼む。護摩屋敷の水で淹れたのだろうか熱いコーヒーが中々旨い。一息入れてからヤビツ峠まで傘をして戻る。車に入るとホッとする。また今度、晴れた日に再挑戦だ。


山行データ
山行日: 2001/03/17 曇り
山: 秦野市 三ノ塔(1,205m)
コース&時間: ヤビツ峠(9:45)二ノ塔(11:00)三ノ塔(11:20,11:50)富士見山荘(12:40) 合計 2時間25分 11,600歩
同行者: なし
参考ガイドブック: 分県登山ガイド13神奈川県の山、登山・ハイキング19丹沢山塊
温泉: なし
写真: なし


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