塔ノ岳(2001/06/17)単独


3度目の挑戦

 塔ノ岳には今まで2回行こうとしたが2回とも途中で引き返すことになり、今度こそと思っていた。前の2回はヤビツ峠からでアップダウンが大きく体力、技術的に難しかったので今度は大倉からの通称バカ尾根を歩いてみよう。早めに家を出てきたら8時前で戸川公園の駐車場が空くのを少し待つ。駐車し靴を履き替えると気持が引き締まる。中級者向/高低差1200mとガイドブックには書かれているが今度こそ頂上に立ちたいものだ。

まだまだ半分

 舗装路を少し進むと陶芸工房がありそこを過ぎると土の道になる。一人だとすぐハイペースになるから意識的にゆっくり歩くよう注意する。少し登った所で道は二手に分かれ右側を進むと雑事場という所に着く。雑事場とはどういう意味だろうか?木のテーブルがあり少し休んでから杉林の中を更に進むと見晴茶屋に着く。しかし今日は曇りで展望は良くない。まぁ逆にカンカン照りだとこの時期は地獄だろう。展望のない道を更に登る。バカ尾根というだけあり単調だ。だんだん勾配もきつくなり汗がひどくなってくる。大分歩いたと思ったところで駒止茶屋に着く。ここでまた休憩する。地図を見るとまだまだ半分も行ってない。

やっと頂上

 また歩き出す。体力的にはまだ大丈夫だがやはり単調な登りはつまらない。堀山の家を過ぎると少し展望が開けてきて少し勾配が緩やかになる。しかしすぐにげっそりしそうな階段が続く。山道を守るには階段が良いのは分かっていても疲れた足には苦しい。何度も小休止しながらやっとの思いで花立山荘に到着する。山荘の前が広くなっていて晴れていれば富士山や相模湾が綺麗に見えるらしいが今日はまるで見えない。息を整えてからまた階段を一歩一歩登る。金冷しで鍋割山への分岐を過ぎただひたすら登る。もう惰性で登っているような感じだ。やっと頂上が近くなってきて気持は楽になるのだが足が言うことを聞かず重い。何とか最後の急坂を登りやっと尊仏小屋に到着する。息が苦しい。

下りもバカ尾根

 息を整えてからやっと頂上の様子を見ることができる。尊仏小屋はガイドブックの写真で見るより随分大きい。さすがに人気のある山だけ有り大勢の人が休憩している。混んではいるが広いから休む場所が無い程ではない。腰を下ろしゆっくりご飯を食べる。十分休憩してからまた来た道を下ることにする。階段は登りも下りも堪える。だんだん膝が痛くなってきてまだまだ体力が無いのを痛感する。それでもこのバカ尾根は登り返しがないから楽だ。痛い膝をいたわりながらゆっくり下っていく。雑事場から今度は大倉山の家の方へ下る。長い長い下りを淡々と降りて行きやっと大倉に到着する。

 天気は悪かったが3度目の挑戦で登頂できて満足だ。次はもう少し体力を付けてから是非ヤビツ峠からの表尾根を登ってみよう。


山行データ
山行日: 2001/06/17 曇り
山: 丹沢 塔ノ岳(1,491m)
コース&時間: 大倉(1:25)駒止茶屋(1:20)花立山荘(35)頂上(2:40)大倉 計25,500歩
同行者: なし
参考ガイドブック: 登山・ハイキング19丹沢山塊、富士山の見える山60選
温泉: なし
写真: なし


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