笹子雁ガ原摺山(2001/06/24)グループ


笹子雁ガ原摺山ってどこ?

 いつものように日和見山の会リーダkenさんより次の山行案内が来る。今度は笹子雁ガ原摺山だと言う。私が持っているガイドブックには載ってないしどこだろう?さすがkenさんはベテランらしく色んな山を知っている物だと感心する。笹子と付くからには笹子駅周辺なのだろう。取りあえず参加表明をする。当日朝、集合場所の笹子駅をカーナビにセットして走り出す。

身支度をすると・・・

 渋滞も無く早めに笹子駅には着いたが駅前は月額契約の駐車場だけで止める所が無い。近くに派出所が有り聞いてみようと思ったら誰もいない。仕方なく笹一酒造まで進みアルバイトと思われる人に聞いたら近くで駐車できる所を教えてもらいそこに駐車する。しかし身支度をしようとして唖然とする。登山靴を忘れてきたのだ。仕方ない、町用の靴で歩くしかない。

集合

 駅まで歩いて戻りkenさんたちが来るのを待つ。やがて反射の強い青っぽいサングラスをした一見怖そうな人がやってくる。挨拶をするとお座敷サイクリストさんだと言う。メールでは何回も発言が有り、名前は知っていたがすれ違いで会うのは初めてだ。サングラスを外すと優しい目をしていてホッとする。どんな山に行っているのかなど話しているとやがてkenさん達もやって来る。kenさん、みかんさん、たーさん、横田さんで今日は総勢6名だ。

登山口はどこ?

 早速kenさんよりガイドブックのコピーを貰い登山口まで甲州街道を西に向かう。そのガイドブックには登山口の新田墓地まで35分と書いてある。緩やかに登っていく舗装路を歩いていくと右手に笹子鉱泉がある。帰りに時間が有れば寄って行きたいものだ。更に進むと駐車場が異様に広いコンビニがありそこを過ぎてから旧道の甲州街道に左にそれる。少し進むと墓地が見えてきてやっと登山口に到着する。しかし墓地は見えるが登山口が見当たらない。墓地の少し右手から登っていくと杉林の中に入っていく。道はしっかりしているが植林用の道かも知れないし墓地からは離れていくので少し道を探すことにする。お座敷さんは墓地の方へ道を探しに行き、横田さんがそのまま上を進んで行く。お座敷さんはすぐ戻ってきてどうやら違うらしい。上へ向かった横田さんが標識があると言って手招きしている。

お座敷サイクリストとは?

 皆で登って行くとなるほど立派な標識が出ている。その道を少し登っていくとすぐに尾根道に出る。墓地の方へ下って行く道もあり他に登山口があったようだ。kenさん先頭でゆっくり登っていく。最初から結構勾配がきつくて町用の靴では滑りやすい。曇りで展望の無い中植林の中を黙々と登っていく。お座敷さんがハンドルネームの由来を話してくれる。サイクリストの中には何十万もする高い自転車を買っても勿体無くて床の間に飾る人がいて、その人を床の間サイクリストと言うらしい。それをアレンジしてお座敷サイクリストというハンドルネームにしたらしい。しかし良くサイクリングには出かけるようで決して飾ってあるだけでは無いようだ。

頂上はまだか?

 途中、送電鉄塔まで来ると多少展望が良くなる。ここで一休みして更に先へ進む。勾配はきついし蒸し暑いからだんだん息苦しくなってくる。途中小さなピークがあり下って登り返すと頂上かと思ったらまたもや小ピークだったようだ。お座敷さんと横田さんは高度計付きの時計を持っていてどの辺まで登ったか教えてくれるが2台で多少誤差があるようだ。先は長い。ガイドブックには墓地から1時間35分と書いてあるが2時間経ってもまだ着かない。お座敷さんは調子が悪いらしく遅れだし先に行ってくれと言う。そこから更に急勾配の道を登っていくとやっと頂上に到着する。

酔っ払い

 頂上はかなり狭く我々だけで一杯だ。しかし今日はここまで誰にも会ってないし人気の無い山なのだろうか?周りは白くガスっていて何も見えない。天気予報からも今日は展望は期待できないと諦めていたから仕方ない。早速各自シートを広げてご飯にする。私はいつものようにソーセージを茹でてビールのつまみにする。旨い。今日は随分汗を掻いたから余計旨く感じる。更にたーさんよりワインを頂く。これも旨い。酒好きのみかんさんもご機嫌だ。お座敷さんは酒が飲めないらしく凍らせてきたドクターペッパーを出し旨そうに飲み始める。丁度頃合だそうだ。kenさんは何か茹でていると思ったら餃子を持ってきて水餃子にしているのだ。しかも手作りだと言う。さすがkenさんだ、気が利く。酒に強くない私は持参したビールとワインの差し入れですっかり酔ってしまってゴロッと横になる。酒に強いみかんさんに酔っ払いだと言われてしまう。

奇跡的に

 暫く頂上でのんびりしていると雲の流れで富士山が見えそうで見えず皆で一喜一憂する。やがて奇跡的に雲が流れ富士山が見える。おぉ、今日は絶対見えないと思っていたのに感動だ。横田さんも感動したようで富士山の歌を歌う。しかもフルコーラスだ。富士山はすぐにまた雲に隠れ本当にわずかな時間だけ我々に姿を見せてくれた。

木苺

 さて、富士山も見れたことだし下ることにする。急な勾配を降り始める。町用の靴では下りで踏ん張りが効かず滑りやすい。長い下りを降りていくとだんだん膝が痛くなってくる。そのうち爪先も痛くなってくるが我慢だ。途中、送電鉄塔の所で休憩する。周りには木苺だろうか赤い実があり横田さんが食べれるかkenさんに聞いてみるとたぶん大丈夫だろうと言う。そこで横田さんとみかんさんが一緒に食べてみようと言う。早速、横田さんは食べるが味がしなくて旨くないと言う。みかんさんも相槌を打つ。(しかし後で聞いたらみかんさんは食べる振りして捨てたらしい)

温泉に寄って

 少し休憩してまた下り始める。やがて墓地の横を通り登山口に到着する。ここからまた長い舗装路歩きとなる。まだ時間があるので途中の笹子鉱泉に寄ってみる。駐車場はガラガラで果たしてやっているのだろうか?玄関を開け声を掛けるとやっているらしい。早速500円を払い中に入ると6畳ほどの一部屋に案内してくれる。そこに荷物を置いて湯殿に向かう。湯船は意外と狭い。さっと体と頭を洗い湯船に浸かる。随分歩いた後なので気持いい。

 風呂から上がりまた舗装路を歩く。駅で皆と別れ私は笹一酒造に寄ってみる。土産に日本酒とお菓子を買い車に向かう。後は下道をのんびり帰ろう。


山行データ
山行日: 2001/06/24 曇り
山: 大月市 笹子雁ガ原摺山(1,358m)
コース&時間: 笹子駅(45)登山口(2:30)頂上(1:40)登山口 合計13,500歩
同行者: kenさん、お座敷さん、横田さん、たーさん、みかんさん
参考ガイドブック: kenさんからもらった物
温泉: 笹子鉱泉
写真: なし


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