大野山(2001/9/16)単独


電車でGO!

 普段はドライブが好きな事もあり車で出かけているが、ガイドブックによると大野山は頂上付近まで車道が通っているようだが、登山口付近には駐車場が無いとの事で、珍しく電車で行くことにした。

逞しい!小学生

 山北駅からガイドブックを見ながら左の商店街に進む。R246の旧道に出て少し行くと新道に出てトンネルを抜けると大野山入り口バス停に着く。ここから右に登って行き東名高速の高架下を抜け標識を見ながら進む。ずっと舗装の車道だがだんだん急勾配になってくる。汗だくになりながら登って行くと道も細くなり山に来たと実感する。所々共和小学校の運動会の案内が貼って有る。
 しばらく息を切らせながら登ると運動会のアナウンスが聞こえて来る。少しで共和小学校前に出る。門の前から覗くと全学年で50人程だろうか、子供たちの楽しそうな姿を眺める。しかしここの小学生は毎日この急坂を登っているのだと思うと脱帽で有る。暫く運動会の様子を見て息が整った所で脱帽したバンダナ(?)を被り直して出発する。少し進むとやっと大野山登山口が有る。

スズメバチの大群!

 登山口からの道は緩い勾配で歩き易い。気持ち良く30分程歩いた頃、上から子供連れの10人ほどのグループが降りてきた。まだ11時頃で随分早い下りだと思ったらここから5分程登った所に大きな倒木がありスズメバチの巣がその倒木に有るようでブンブン飛んでいてとても進めず引き返してきたとの事。
 ここで引き返すのも残念だし取り合えず様子を見に行く事にする。少し登ると話の通り結構大きな倒木が有り、10匹ほどその回りをスズメバチが目まぐるしく飛んでいる。スズメバチに刺されると最悪の事態、死ぬような事もあるらいので結局引き返す事にする。戻る途中で登ってくる人達に出会う度、ハチが居て通れそうに無く登山口まで引き返せば車道で頂上近くまで行ける事を話す。

辛い車道歩き

 登山口から車道を歩き出す。しかし車道は非常に遠回りで距離が長く、また日が差して来て道路の照り返しが暑い。50分ほど車道を歩いたらすっかり疲れてしまい、このまま帰ろうかと考える。お腹も空いたので道端で空いている所にシートを敷き、お昼にする。いつものようにビールを飲みご飯を食べていると車が上から下からやって来る。道端で丸見えなので恥ずかしい。
 その内、先ほどの下りで声を掛けた人が一人、二人とやってきて車道を頂上へと歩いていく。彼らの姿に勇気付けられ早々にご飯を切り上げて頂上へ向かう。ビールを飲んだ後なので登りは辛い。途中、先ほど追い抜いて行った一人に追い付く。一緒にのんびり歩いて40分ほどでやっと頂上の牧草地が見えてくる。それにしても車道歩きは疲れる。

牛はどこ?

 ガイドブックによれば牛が放牧されているらしいがその姿が見えない。どうしたのだろうか?最近の狂牛病騒ぎで病気の検査でもしているのだろうか。のんびりと草を食む牛の姿が見れると思っていたのに残念だ。それでもひろびろとした牧草地は爽やかな風が吹きぬけとても気持ちが良い。

頂上にて

 そこから頂上はすぐだ。途中駐車場があるが数台しか止まっていない。頂上の広場には車で来た赤ちゃん連れの家族や自転車で車道を来た人も居る。先ほど抜いて行ったもう一人も休憩していた。あいにくの曇り空で近くの山や丹沢湖は見えるがやはり富士山は見えない。丹沢山塊の地図を出して見ると右手に見える山が高松山で左手のちょっとここより高い方が不老山だろうか? 途中から一緒に登ってきた人に聞くとその通りだそうだ。高松山は展望が良く不老山は展望が効かないらしい。

草原を下る

 いつもは車のせいも有りピストンが多いのだが今日は電車なので谷峨駅方向に下ろうかと考える。しかし単独行で下りを別の道を行くのは少し不安が有る。先に休憩していた人に聞いてみると谷峨駅方面の下りは迷うような所は無いらしく、その人もそちらへ下るらしい。私は既に弁当を食べ終わっていたので先に下ることにする。来た道と反対方向に進むとすぐに草原の中を緩く下る道になる。風が気持ち良くまた登りがつまらない車道だったので尚更だ。伸び過ぎた夏草で足元が見え難かったが快適に1時間程降りると酒匂川に出た。水量が有りせせらぎの音も良く素晴らしい景色だ。
 すぐに吊橋が掛かっていて谷峨駅へはこれを渡るようだ。橋の途中で景色をカメラに収め駅へと向った。

データ

日時:2001/9/16 曇り
山:丹沢山塊西側の大野山(723m)
コース:山北駅→登山口→登山道途中→登山口→車道→頂上→谷峨駅
参考ガイドブック:分県登山ガイド13神奈川県の山

素晴らしい!山北町の対応

 今回の山行で残念ながら登山道を登れなかったが、16日夜に山北町のホームページを探し、町役場宛に倒木とハチの対応をメールでお願いしたら「17日の午前中に早速処理しました。また、是非大野山にハイキングに来て下さい。」との返信メールが17日13時に来ていました。
 素晴らしい!対応の早さと観光地と観光客を大切にする姿勢に感動しました。びっくりです。




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