先日、山北町の大野山に行った時に頂上から見えた不老山か高松山へ次は行こうとと思っていたが、一度も行った事の無い丹沢湖にも行きたい思い、その湖畔から登れる不老山へ向った。

　湖畔の浅瀬に車を止め登山道に向い少し進むと世附川を渡る細い吊橋が有った。渡り始めると結構大きく揺れてスリリングだ。川の水はとても澄んでいて綺麗だ。橋を渡りきるとそこから登山道が始まり、急な道を世附峠へと歩く。この登山道は沢に沿って進んでいて瀬音が楽しい。途中で緑のトンネルの中を進むようになる。この時期でも緑が綺麗だ。少し進むと沢を右に渡る。水に触れると冷たい。
　１時間程で峠に着く。ここまで誰にも会わなかったが10人ほどの中年グループがいて山行の話などをしていた。少し休んでから頂上へ向う。

　３０分程で不老山の南峰へ着く。ガイドブックによると、天気が良ければ富士山が見えるらしいが残念ながら曇りで近くの景色しか見えない。
　すぐに東に向い２００ｍ程で不老山頂上に着く。こちらは全く展望が無く、辛うじて木の間越しに大野山や丹沢湖が見える程度。
　３人連れが居て弁当を食べており、早速自分もビールと弁当にする。しかし、ビールが半分ほどまだ凍っていてストーブで暖める事になった。この時期はもう凍らせると解けないようだ。そうこうしていると先ほどの１０人ほどのグループもやってきて狭い山頂は急に賑やかになる。
　弁当を食べ終わり３０分程昼寝をしたが暑くもなく寒くも無く気持ち良い。

　昼寝をした後、後片付けをする。10人ほどのグループも賑やかな昼食を終え帰り支度をしている。聞くと山市場の方へ下るそうだ。私は一人で世附峠へと下り始める。気持良い下りだ。間も無く峠に着く。相変わらず展望は無い。一休みして浅瀬へ向う。途中から沢の音を聞きながら下る。だんだんと滝の音が大きくなる。下りきって吊橋に出る。
　写真に撮ってから渡り左に滝を見に行く。どこに滝があるのかと思いながら歩いているとすぐに滝の看板が見つかる。なんと川を挟んで今まで登っていた山の方向に結構大きな滝が見える。山を降りてくるときは音だけで見えなかったがここから見えるとは。写真を撮って駐車場へ向う。今日は展望は効かず景色は楽しめなかったが山頂で気持良い昼寝も出来たしのんびりした山行となった。

コース＆時間：浅瀬→(1：00、5200歩)世附峠→(30、2100歩)頂上　計　1：30、7300歩　下り計測なし
参考ガイドブック：分県登山ガイド13神奈川県の山