金時山(2002/11/03)グループ


2人集合?

 先週に引き続き、日和見山の会に参加だ。場所は箱根の金時山でコースは楽な万葉公園からだ。金時山は3年前に子供連れで行ったことがあるが、金時神社からの登りは非常に苦しく、また乙女峠への下りは道が抉れていて滑りやすかったのを思い出す。今日はいい天気でマンションの最上階に上がったら富士山が綺麗に見えていた。山からの展望に期待しながら集合場所の新松田駅へ向かう。駅に着き、ホームの連絡通路から西を見やると富士山が綺麗だ。しかし頂上付近は雲がかかっている。きっと金時山頂上に着く頃には綺麗な頂上も見れるだろう。改札を抜けると各地の山に行くハイカーで駅前は賑やかだ。バスロータリー前にkenさんがいた。他にはリッチさんと、くにさんが来るはずだ。

 待っている間にバスの案内窓口に行って富士急の共通バスカードが使えるか聞いてみる。これは以前三ツ峠に行った時に共通カードをバスの中で買ったものだ。共通カードは全国共通だと思って買ったのだが、東京のバスと横浜のバスで使用しようとしたら、これは使えないと言われ横浜のバス会社に聞いてみると地域ごとに共通カードを出しているらしい。ちなみに東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県は共通で使えるとの事だ。そんなわけで使える機会を待っていたのだ。

 やがてバスの発車時刻になるがまだ二人は来ない。どうしたのだろう?バスは定刻に発車してしまった。次のバスは万葉公園までの乗り継ぎはない。kenさんといつもリッチなリッチさんにタクシー代を持ってもらおうと話しているとそのリッチさんがやってくる。あと2分ほど早ければ間に合ったのに!話を聞くと予想通り今日もリッチでロマンスカーに乗ってきたらこの時間になったそうだ。

全員集合

 さて、くにさんを待つが次の電車でもまだ来ない。先に万葉公園まで行っているかもしれないと話し、次のバスで大雄山線の関本まで向かう。降りるときに富士急のバス共通カードを通すとエラーになる。運転手に見せるとこれは使えないと言う。駅前の案内所で聞いたら使えると言っていたのに!仕方なく現金で支払う。ここからはバスがないので3人でタクシーに乗り、万葉公園に向かう。街中を抜け、次第に坂道を登っていくと矢倉岳が見えてくる。去年の秋に家族連れでも日和見山の会でも登ったところだ。今日は大勢のハイカーで一杯だろう。この辺でも少しずつ紅葉が始まってきていて、所々山肌がオレンジ色に染まっている。

 ぐんぐん高度を稼いでいくとやがて万葉公園に到着する。丁度先行していたバスから乗客を降ろしたところだ。くにさんはすでに来ているだろうかと見回すとバスから降りた人達の中からくにさんがやってくる。どういうことだろう?話しを聞いてみると新松田で臨時改札側に降りてしまい、バスの発車時刻に間に合わなくなってタクシーで関本まで行き、途中で追い越したバスに乗ったらしい。ところがバスの中に我々がいなかったからどうしたのかと思ってここまで来たらしい。何はともあれ4人全員集合だ。

緩やかな登り

 万葉公園前の広場からは富士山を始め展望が素晴らしい。相変わらず富士山頂には雲がかかっているが、この先雲が晴れるのを期待しながら歩き出す。先週の日和田山は小春日和だったが今日は晴れてはいるが冷たい風が吹き、近づく冬を感じさせる。足柄峠には土産物屋があり、その前に熊に跨った金太郎の像が置いてある。少し進むと駐車場に出て、ここから足柄古道を金時山に向かって緩やかに登っていく。この道も車が通れるようで広く緩やかな登りで歩きやすい。リッチさんが今までの悪行の数々を懺悔したり年末年始はまた海外に行くリッチな話をしながら進む。やはり独身パラサイトはリッチだ。小遣いが私の5倍もあるのには驚くと同時に悲しくなってしまう。途中右手が開けたところからは富士山が望める。しばらく歩いていくと行く手の金時山がだんだんと立ちふさがるような威圧感を与える。かなり急な登りとなりそうだ。

急な登り

 やがてちょっとした広場があり、その先から急な階段が続いている。ここで一休みする。さすがに人気の山で大勢の人達が歩いている。小さな子供連れも多い。いよいよ登りに取り掛かる。いきなりの急坂をゆっくり歩き出す。すぐにアルミの梯子が現れる。頂上まで12個の階段があるらしい。kenさんとリッチさんが幾つ目か数えながら進む。階段では既に降りてくる人も多く、すれ違いに時間がかかる。まっている間に振り返ると矢倉岳の紅葉が綺麗だ。階段を登るに連れ高度感が増してくる。結構急だが降りてくる人がいて時々休憩するからそんなに苦しくは無い。それでもまだ階段があるのかと思う頃、ようやく上の方から賑やかな声が聞こえてくる。頂上はすぐそこだ。すぐに登りが終わりトイレが見えてきて2軒の茶屋前に出る。結構込んでいるだろうとは想像していたが、それ以上に凄い人出で、足の踏み場が無いほどだ。

雲が動かない

 まずは展望を楽しむ。期待していた富士山は相変わらず雲が頂上にかかっているが、それでも下から見る富士山と山頂から見る富士山はスケールが違う。目を転じると銀色に輝く芦ノ湖、蒸気を上げる大沸谷、神山、更に芦ノ湖の奥には沼津の先の駿河湾、伊豆半島まで見える。素晴らしい展望だ。展望を堪能してから記念写真を撮り、昼食とする。しかし、山頂では無理だ。少し南西側の岩場にスペースを見つけ4人で腰を下ろす。風があるからゴミが飛ばないように気をつけながら食事の用意をする。先週に引き続き今日もうどんだ。前回はおでんのだしで素うどんを食べたが、やはり具がないと寂しいから今回は掻き揚げ、味付けの油揚げ、生卵を持ってきて天ぷら&きつね&月見うどんと豪華だ。コンロに火を点けまずはビールだ。冷えた体に冷たいビールで束の間寒くなるがすぐにアルコールが回って暖かくなってくる。煮えたうどんに生卵を入れフーフー言いながら食べる。アツアツで旨い。やはり具があるとまた一味違う。すっかり暖まり暫く景色を楽しむ。富士山の頂上付近の雲はすぐにでも動きそうなのに全然動かないように見える。しかし、風は結構あって流されて消えながら次から次へと湧き上がっているのだろう。待っても晴れそうにないので下ることにする。

夕日の滝

 下りも来た道を戻る。2軒の茶屋は相変わらず込んでいる。ちょっと覗いて下へ向かう。すぐに階段になるが、まだまだ登ってくる人達が多く渋滞だ。交互に通行しながら降りていく。下りはあっという間ですぐに平坦な場所まで降りる。そこから少し足柄古道を戻り夕日の滝方面に右折する。ここからは緩やかな下りとなる。落ち葉でふさふさしていてとても歩きやすく気持ち良い道だ。ずっと緩やかな道を降りていき、次第に滝の音がしてくるが、まだぐるっと大きく谷を回りこまなければならない。ぐんぐん降りていくと川を何回か徒渉する個所もある。途中、木橋がかけてあるところで私が先頭で歩くと結構木が撓んでグラグラする。くにさんも無事通過し次はリッチさんの番だ。渡り始めると大きくたわみリッチさんが「おおっ、壊れそう!」と心配そうだ。慎重に進み何とか事なきを得る。kenさんも無事通過したが、この木橋はあと何ヶ月も持たないかもしれない。さらに下ると林道に出てそこからだらだら歩いていくと夕日の滝キャンプ場に到着する。kenさんがバス時刻を確認するとギリギリ夕日の滝まで行って来れそうだ。早速、滝へ向かう。右手に入っていくと川を渡りすぐに滝が見えてくる。近づくと結構落差のある滝だと分かる。もうこの時間では陽がさしていないが夕方に夕日が差すことはないように思うのだが?写真を撮ってバス停へ向かう。バス停に着くとちょうどバスがやって来て乗り込む。あとはバスと電車に揺られ帰るだけだ。


山行データ
山行日: 2002/11/03 晴れ
山: 南足柄市 金時山(1,212m)
コース&時間: 万葉公園(10:30)頂上(12:10,13:10)夕日の滝(15:10)
同行者: kenさん、くにさん、リッチさん
参考ガイドブック: 山と高原地図29箱根
温泉: なし
写真: 金時山の写真


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