高尾山(2002/12/29)子連れ


久しぶりに家族で

 やっと仕事収めになり連休に入った。家族総出でのハイキングは随分行ってないが、久しぶりに出かけることにする。行先は3歳になったばかりの二太郎でも歩けそうな高尾山にする。登りは何とか歩かせて下りで疲れたようならケーブルカーを利用しよう。いつもの高尾山登山口そばの駐車場に車を止め、靴を履き替え出発だ。と言っても登山靴を持っているのは私だけだが。まぁ、雪も無いだろうし大丈夫だろう。そばのコンビニでお昼のおにぎりを買おうとするが品揃えが悪くお気に入りの物が無い。この辺で他に買える店は無いし残り物から選ぶ。次から次へとハイカーが入ってくる店だから、もっと品揃えを充実して欲しいものだ。

琵琶滝へ

 ケーブルカー駅のトイレに寄り、登りはびわ滝コースにする。駅の横の舗装路を二太郎の手を引きながら歩く。以前持っていた背負子はもう小さくなり捨ててしまい、はたして頂上まで歩けるか心配だ。親の心配をよそにはしゃぎながらいいペースで歩いていく。すぐバテなければいいのだが。暫く進み、左手分岐の沢コースに入る。ここからは少しは登山道らしくなってくる。川沿いの道だが、山側には霜柱があちこちあり、一太郎が早速踏んだり触ったりして遊びだす。それを見ていた二太郎も真似をして中々前へ進めない。一太郎は注意すればすぐ止めるが、二太郎は物珍しさもあり聞き分けのない年頃でもありなかなか止めないのを強引に手を引いて登っていく。それでもいつもでたっても霜柱を踏みながらで一向にペースが上がらない。危ないけど仕方なく霜柱のない谷側を歩かせる。そうして何とか琵琶滝まで到着する。ちょっと滝を見てみるが、今日は水量が少なく面白みが無い。すぐに登山道まで引き返し上に向かう。

スローペース

 暫くは広い道を歩いて行く。途中ベンチのある川辺に降りれるところで休憩にする。早速、一太郎が水量の少ない川を渡ったりして遊び始めると二太郎も川に入って水遊びをしたがる。どうして子供は水の中に入ってバシャバシャしたがるのだろう? ちょっとだけ遊ばせるが、代えの靴があるわけでもないから濡れる前に何とか手を引き川から上がらせる。グズって大変だ。一太郎は沢蟹とか何か虫がいないか期待していたようだがさすがにこの時期は石を裏返しても何もいないようだ。二太郎は放っておくとまた川に下りたがるからすぐに出発する事にする。暫く進むと川と登山道の高さが開いてきて二太郎が落ちないように気をつけながら手を引く。そんなペースだから途中何人ものハイカーに追い付かれ先を行って貰う。このコースではここだけ気をつければ小さな子供でも問題はない。

おんぶに抱っこ

 やがて沢の中を歩く道になる。水が少なく歩きやすいが思ったとおり二太郎はわざと水の中を歩きたがり、手を引いても言うことを聞かなくなってくる。仕方なく強引にだっこして沢の中の石を伝って登っていく。はやり背負子がないと16kgの子供をだっこしながら歩くのは辛い。汗だくになりながら何とか沢の中の道を通り抜ける。そこからはまた登山道だから二太郎を下ろして歩かせる。また、はしゃぎながら右に寄ったり左に寄ったりふらふらしながら酔っ払いのように歩くのを何とか手を引きながら進んでいく。結構疲れる。こんなに大変だとは思わなかった。

 ちょっと傾斜がきつくなった辺りでとうとう歩かなくなってしまう。困った。さっき沢の中を抱っこして歩いたから腕が疲れたままだ。今度はザックを前にして子供を背負ってみるとこの方が重心が良く歩きやすい。またもや汗だくになりながら傾斜が緩くなるまで登っていき、ここでまた一休みする。随分時間がかかるものだ。

やっと頂上

 十分休んでから出発する。今度は二太郎が歩いてくれるから楽だ。少し行くと1号路からの合流となりやっと山頂に到着する。やっと着いた。高尾山に登るのにこんなに汗を掻いたのは初めてだ。上の子供達だけなら1時間ほどで着くところを、今日は2時間近くもかかってしまった。山頂はこの時期でもやはり結構大勢の人達がいる。展望台からは富士山が綺麗に見え、記念写真を撮る。やはり山頂から見る富士山は素晴らしい。

ベンチは一杯だが敷物を持ってきているから空いているスペースを見つけ腰を下ろす。ザックを降ろし靴を脱ぐとほっとする。早速、おにぎりを出してご飯にする。おかずにはおでん2袋とソーセージを持ってきたからまずはおでんを茹でる。小さなコッヘルしかないから一度に全部は作れない。茹で上がったおでんを家族に分けるとすぐなくなり、残りのおでんとソーセージを茹でる。持ってきた酒のパックを飲みたいところだが下りは大して時間がかからないだろうから車だし止めておこう。

もっとあちこち行きたいけど

 旨いご飯を食べ終わり、ちょっと横になる。子供達はその間に持ってきたお菓子を楽しそうに食べる。さて、十分休憩して下ることにする。帰りは1号路でケーブルカー利用で楽することにする。さすがにもうおんぶに抱っこするのは無理だ。ところどころ道の脇に霜柱があると相変わらず一太郎、二太郎が遊びながらになるが広い道だし安心だ。少し進んで薬王院を過ぎると舗装路になりやがて大きな蛸杉、猿園を過ぎてケーブルカー駅に到着する。後は楽して降りるだけだ。

 今日は二太郎がどれだけ歩けるか心配だったが2回おんぶに抱っこするだけで後は全部歩いたのは以外だった。ただ、ちょろちょろされるのが一番問題だ。他の山に連れ出すにはまだまだ危ないかもしれない。


山行データ
山行日: 2002/12/29 晴れ
山: 八王子市 高尾山(599m)
コース&時間: 高尾登山口(9:55)びわ滝コース(6号路)山頂(11:40,12:40)→1号路→山上駅(13:25)ケーブルカー
同行者: 神さん、一姫、一太郎、二太郎
参考ガイドブック: 親子の初めて山散歩
温泉: なし
写真: 高尾山の写真


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