大山(2003/12/29)単独


やっとお出かけ

 年末の休みが27日から取れたが仕事の疲れを癒して28日に出掛けるつもりでいた。しかし休みに入ったこともあり朝寝坊してゴロゴロしている間に時間が過ぎて断念。やっと今日出掛けることにする。久しぶりに奥多摩の山へ行こうと思っていたがまたもや少し寝坊したため最寄の大山へ今年最後の登り納めに向かう。市営第二駐車場に車を止めすぐ近くの和菓子の店で土産を買う。この店は午後3時ごろには閉まってしまうので先に買ったのだ。土産を車に入れ支度をして出発する。ここからケーブルカー乗り場までが結構きつい。第一駐車場を過ぎると土産物屋や旅館が並ぶ階段の上り坂を過ぎ、ケーブルカー乗り場前で一息入れる。ここからケーブルカーへ向かう人達と別れ真っ直ぐ登山道を進む。

見晴台経由

 すぐに男坂、女坂の分岐がありいつものように男坂を進む。急な階段ですぐに息があがる。大山は何度も来ているが急な登りでいつもすぐばてるから今日はゆっくり目に歩くがやはりきつい。意識的に水分を多めに取るようにしながら30分ほど登って展望の良い場所で少し休憩する。相模平野や相模湾が綺麗に見える。江ノ島も肉眼で何とか見える。頂上から富士山も見えそうだ。更に登って行くとやがて女坂と合流し少し進むと下社に到着する。

 ここはケーブルカーで来た人達が多く今までの静かな登山道と打って変わって賑やかだ。茶店の前を通り右手の見晴台へ向かう。いつもは頂上からの下りが見晴台経由なのだが一度も逆コースを歩いたことが無いから逆コースを歩いてみよう。広場から下る階段は少し雪があり、慎重に歩く。そこから続く道も雪があり軽アイゼンを持ってこなかったが大丈夫か少し心配になる。しかし少し歩くと雪が消え快適な平坦な道になる。この時期だから殆ど行き交う人もいなくて静かだ。淡々と歩いていき谷を大きく回っていく。やがてジグザグの登りになり見晴台に到着する。

軽装

 ここは日陰が多く10p程雪が積もっている。大勢の人がベンチで休憩し、ご飯を食べている人がいる。時刻はもう12時だ。しかしご飯は頂上で食べよう。空いているベンチに荷物を下ろし景色を楽しむ。水分も十分取り頂上に向かって歩き出す。いつも下りで使う道を登りで歩くのは新鮮だ。すぐに今まで歩いたことの無い新しい道に出る。登山道の整備のためだろうか?少し巻いて進んでいくと元の道に戻る。ここから段々登りがきつくなってくる。雪解けで道がぬかるんでいて歩きにくい。こちらを下りに使う人が多いのか上から降りてくる人達と何度もすれ違う。足元を見ると登山靴でなくスニーカーの女性や子供たちが泥を気にしながら慎重に歩いている。きっとこの時期に歩くのは初めてなのだろう。

お昼寝

 随分歩いた気がするが頂上はまだまだだ。いつもは下りで使っている道だから時間の感覚が全然違うのだ。一休みしてまた歩き出す。やがてコンクリートの大きなブロックが見えてきて頂上まで近いのを知る。自然と足取りが軽くなる。いくつもジグザグに登って行くとやっと頂上に到着する。予想通りベンチには大勢の人達が休んでいる。相模平野や三峰の方を見渡し神社側に向かうと今日は富士山が良く見える。大山には何度も来ているのだがあまり富士山が見えたことは無く今までで一番良く見えるのに満足する。相模湾もきらきらと綺麗で江ノ島もうっすら見える。売店前のベンチでは食品や飲み物を買った人達で賑わっている。

 暫く景色を眺めてから空いているベンチでご飯にする。99円Shopで買ったうどんと厚揚げを煮込む。気温はそれなりに低いが風がないからジャケットを着ていれば寒くない。うどんが煮えるまでに紙パックの酒を飲み始める。普段は日本酒は全然飲まないのだが冬場でビールは寒いしこれだと持ち運びが楽でしかも飲んだら潰せば嵩張らないから良い。胃の中から温まってくる。煮えたうどんを食べる。アツアツで旨い。アルコールも回ってきて気持ち良く幸せな気分だ。全部食べ終わり眠くなってきたのでテーブルに肘をついて少し休む。

頑張れ

 少しうとうとしてからもう一度景色を眺める。まだまだ登って来る人も多く賑やかな頂上を後にして下ることにする。鳥居を抜け表参道を下っていく。最初の階段は雪が凍っている箇所もあり、慎重に歩く。そこを抜けると滑りやすそうなところは無く気が楽になる。少し下っていくと富士見台がありここから見る富士山は遮る物が無いから素晴らしい。更に下っていく。下る人も登る人も多く賑やかだ。順調に下っていくが登る人達は辛そうだ。小さな子供連れも多くぐずりだした子供と途方に暮れている親も何人か見かけた。大山の登りは歩きなれていない人にはかなり辛い。心の中で頑張れと声をかけながら進んでいく。山を嫌いにならなければ良いのだが。

帰ってからのお楽しみ

 下社に到着し少し休憩する。相変わらず売店の人達の呼び声が賑やかだ。また歩き出しすぐに男坂、女坂の分岐に出る。さてどちらにしようか?登りは男坂だったから下りは女坂にしよう。急な階段を歩いていく。ここは女坂だといって決して楽な道ではない。まだ登って来る人たちとすれ違いながら快調に降りていく。今日はストックを忘れてきたが膝の痛みもなく大山寺まで到着する。横の滝を見てからまた下って行き、すぐにケーブルカー乗り場まで下り着く。ここまで来るとケーブルカー利用の人もいて賑やかだ。土産物屋の階段を下りていくとこれからまだ登ってくる人達もいる。ケーブルカーで下社まで往復するだけならまだ時間があるのだろう。駐車場の近くの酒屋で阿夫利神社にちなんだ地酒を買い車に戻る。景色も良く快適な山歩きで良い気分転換になった。帰ってから風呂上りに地酒を楽しもう。


山行データ
山行日: 2003/12/29 晴れ
山: 丹沢 大山(1,252m)
コース&時間: 駐車場(10:55)下社(11:45)見晴台(12:00)頂上(13:00,13:40)下社(14:15)駐車場(15:00) 歩行数:未計測
同行者: なし
参考ガイドブック: 富士山の見える山60選
温泉: なし
写真: 大山の写真


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