高尾山〜城山(2004/08/01)子連れ


我慢!カキ氷

 丹沢には塔ヶ岳止まりでまだ核心部には行った事がないから丹沢山、蛭ヶ岳に行こうと支度をしていたら4歳の二太郎がどこ行くの?連れてって!と言う。仕方ない。二太郎でも歩けるところにするしかない。二太郎を山に連れて行くのは去年11月の金時山以来だ。あの時は階段で怖い思いをさせてしまったから今度は安全な所で楽できるところが良い。暑いし城山のジャンボかき氷を食べに行こう。高尾山の駐車場まで車で行き登山口へ歩いていくと高尾自然科学博物館が閉館されている。残念、帰りに寄ろうと思っていたのだが。土産物屋の横を通りケーブルカー乗り場に向かう。

 早速二太郎はカキ氷の幟を見つけて食べたいと言うが城山まで我慢だと言い聞かせる。高尾山でもう疲れたと言われても困るから行きはケーブルカーを使う。高尾山駅からは舗装された1号路を進む。この道は平坦で私にはつまらない。途中、売店があるたびに二太郎はカキ氷とうるさいが城山まで我慢我慢と言い聞かせて歩く。道端にはまだアジサイが咲いている。そのうち石段が出てくると「もうだめ、歩けない」と言うがあと少し、あと少しと言いながら歩かせる。奥の院を過ぎ木の階段になると歩きやすい道になる。トイレ脇を抜けるとすぐ高尾山頂上に到着だ。

やっとカキ氷

 さすがに高尾山、いつ来ても大勢の人で賑わっている。またもやカキ氷とうるさいからここではアイスを買ってあげるとやっとご機嫌だ。展望は霞んでいて今ひとつ。まだお昼には早いから先へ進む。石段を降り、もみじ台へと向かう。この辺のアップダウンで二太郎はもういやだと言うかと思ったが楽しそうに歩いている。一丁平への道は右側の巻き道を通る。だんだん道が狭くなり少し湿っていて登りで滑りやすくなってくると少し怖がる。トイレを過ぎたあたりで元の広い道に合流するとまた楽しそうに歩き出す。倒木に生えた毒々しい色のきのこを見つけては「これ食べれる?」と興味津々。一旦大きく下っていき登り返していくと城山に到着する。

 早速二太郎はカキ氷をねだるがまずは買ってきたおにぎりを食べる。その後楽しみにしていたカキ氷を頼む。もちろん一つで二太郎が好きなイチゴだ。作るところを見ていると慣れた手つきでカキ氷を削ってくれる。ここのカキ氷は最近では珍しくなったきちんと製氷された大きな氷から削るからしゃりしゃりしている。器に標準サイズまで盛った所でシロップをたっぶり掛け、ここから更にどんどんとこれでもかと積み上げるとジャンボかき氷の出来上がりだ。最後に上から横からシロップをたっぷりかけてもらいお盆ごと受け取る。テーブルに座り、早速スプーンを手にした二太郎を待たせて記念写真を撮る。さて、いよいよジャンボカキ氷に挑む。

美味い!カキ氷

 二太郎に持たせると大きく盛ったカキ氷が崩れるから私が掬って交互に食べる。美味い。味も変わっていない。近所の祭りなどで出しているクラッシュアイスのカキ氷とは雲泥の差だ。しかもこれで400円だから素晴らしい。シロップの掛かった所と掛かってなく真っ白なさくさくした箇所を交互に食べる。減ってきたところで二太郎にスプーンを持たせ好きに食べさせる。嬉しそうだ。しかしでかいから途中でもうお腹一杯と言う。まだ標準サイズくらいの分が残っている。私は急いで食べると体が冷えるからゆっくり食べる。二太郎も少し間を置くとまた少し食べる。やはり1つで良かった。一人一つはかなりカキ氷が好きな人でないと無理だろう。やっと全部食べ終わる。

涼風

 すっかり涼しくなって私はビールを買って飲む。二太郎は広場で虫を探し始める。バッタが一杯いて何度も捕まえようとするが上手く捕まえられない。私が手伝ってやっと捕まえるが渡すとすぐに手の間から逃げてしまう。そばでは虫取り網と籠を持ってきた少年がいてその籠には一杯のバッタが入っていて二太郎は羨ましそうだ。暫く虫とおいかけっこをしていたがやっと捕まえ空いていた袋に入れてあげる。やっと満足したようだ。一姫、一太郎もここに連れてきたときに楽しそうに遊んでいたのを思い出す。しかし最近はもう山には付き合ってくれなくなったのが寂しい。

 暫く遊んでから帰ることにする。袋に入れた虫を逃がしてあげようねというとヤダと言って聞かない。しかし家まで帰る間に死んじゃうから可哀想だよと言って何とか説得するが泣き出してしまう。家の近くでまた虫取りしようねと言って逃がしてあげる。城山を下り一丁平に登りはじめる頃にはもうすっかり虫のことは忘れて元気だ。もみじ台の茶屋で少し休憩する。ところてんを頼むが二太郎は美味しくないと言う。酸っぱいのが苦手なのだ。酸っぱいのが好きな私には美味いのだが。ビールや酒を飲んで気持ちよさそうに横になって休んでいる人たちがいる。500mくらいでも下界より風もあるし遥かに気持ちいい。

また今度

 さて、帰ろう。高尾山の頂上は右側に巻いて6号路に向かう。やがて沢に近づいて二太郎にとっては初めての沢コースだ。最初はちょろちょろと水の流れる中に足を入れるのに抵抗があったようだがすぐに慣れてわざと足を濡らすように歩いて楽しそうだ。滑らないように手を引きながら進む。やがて沢から離れ登山道を進む。途中、道が狭く木の根で滑りやすい箇所は要注意だ。そこを過ぎると危ないところも無く快適に歩く。

 暫く進むとベンチがあり沢に降りれる場所があるから少し休憩する。二太郎は沢に何かいないか石をどかしたりするが何も見つけられない。持ってきたお菓子を食べてから下り始める。暫く降りていくと琵琶滝が見えてくる。折り返してそばまで行き抱っこして二太郎にも見せてあげる。ここからはもう平坦な道だ。やがて車道に出てすぐにケーブルカー乗り場に到着する。土産を買って駐車場に進む。二太郎が元気良く歩いてくれたから良かった。だんだん大きくなると山歩きに付き合ってくれなくなるだろうから今のうちにあちこち連れ出そう。


山行データ
山行日: 2004/08/01 晴れ
山: 八王子 城山(670m)
コース&時間: 高尾山登山口(ケーブルカー利用、1号路)高尾山→城山→高尾山(6号路)登山口
同行者: 二太郎
参考ガイドブック: なし
温泉: なし
写真: 城山の写真


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