道志二十六夜山(2005/10/30)グループ


どんなルートか?

 5月以来ずっと忙しくて山に行けてなかったが、やっと休みが取れ山へ行くことにする。場所は前から行きたかった道志二十六夜山で日和見山の会での山行だ。今回のコースは道坂トンネルから今倉山へ登り道志二十六夜山まで縦走した後、上戸沢へ下り芭蕉月待ちの湯へ寄ろうというものだ。今倉山へは2001年1月に行ったことがあるが、当時私が持っていた2000年発行のゼンリン:登山・ハイキング19丹沢山塊の地図では今倉山までは黒点線、そこから道志二十六夜山までは線が書かれていなかったが、2004年発行の山と高原地図27高尾・陣馬では全て赤実線が引かれている。2000年に開業した温泉に下るルートで人気が出たのかもしれない。

無事合流?

 さて、集合場所の都留市駅へ向かう富士急では大勢の登山客が乗っていて、三々五々止まる駅で降りていく。富士急は停車の際、駅のアナウンスをしてないので乗り過ごさないように気をつける。到着時刻になりこの駅かと思って降りたら赤坂駅で慌てて乗り直す。次の駅だ。都留市駅で降りるといつものメンバと久しぶりに再会する。kenさん、下さん、池さん、たーさん、荒さん、国さん、瀬さん、みんな元気そうだ。竹さんとは初対面で最近入会したらしい。ところがあと2名新さん、岡さんという人たちが来るらしいが見当たらない。

 少ししてkenさんの携帯に連絡があり、一駅乗り過ごしたらしく次の電車まで時間が有るから一駅歩いて戻ってくるらしい。地図を見るとなるほどたいした距離はなさそうだ。私は危うく一つ前の駅で降りるところだったし富士急でも到着駅のアナウンスをして欲しいものだ。二人と面識のあるkenさん達を残して他のメンバは既に予約で駅前に待機しているタクシーに乗って道坂トンネルに向かうことにする。1台はジャンボタクシーでゆったり快適だ。都留道志線を谷村町方面に走り出すとすぐに道路をこちらに急ぎ足でやってくる二人組みを見かける。あの人たちだろうか?車内には面識のある人がいないから分からない。確か電車の中で通路を挟んで私の斜め前に座っていた二人だ。すぐにkenさんたちと合流できるだろう。

今倉山へ

 やがて道坂トンネルに着くと近ツリのツアーでやってきた20人くらいの人たちが駐車場で準備運動をしている。我々も一緒に準備運動を行う。下さんが近ツリの運ちゃんに聞くとやはり芭蕉月待ちの湯へ行くとのことで我々と同コースだ。少しするとkenさんたちもやってくる。やはり先ほど歩いていた二人だ。全員集合し団体が登っていった後を我々も進む。久しぶりの山道で土の感触が懐かしい。以前来たときは御正体山との分岐まではすぐだと思っていたがそこまでの道は傾斜がきつく半年間なまった体にはきつい。紅葉はまだまだだが、所々良い色になった木々もあり目を楽しませてくれる。天気は曇りで展望は期待できそうにない。虫が多く顔のまわりにまとわりつくのがうるさくて手を振りながら登っていく。やがて今倉山に到着すると先ほどの団体が休憩している。すぐに彼らは先へ進み我々は一休みする。前来た時は双耳峰の御座入山までピストンし、ここから東の菜畑山へ行こうとしたが途中で靴擦れと膝痛のため途中で諦めたことを思い出す。

ザックころころ

 少し休憩し御座入山へ向かう。方角が変わり植生が変わったせいなのかあれほどうるさかった虫が急にいなくなりありがたい。以前の記憶は曖昧でこんな急な道通ったかと思うような箇所を抜け、双耳峰の御座入山へ到着するが、何も無いところですぐに赤岩へ向かう。意外とアップダウンがありなまった体にはきつく膝が痛くなってくる。やがて赤岩に到着する。きっと先ほどの団体が占領しているかと思ったが、既に通り過ぎた後で随分と早いと感心する。彼らの中には初心者は少ないのかもしれない。10名ほどの先客がいて狭い頂上では我々11人がまとまって座る場所はなく、空いた場所に銘々腰掛けてご飯にする。私も少し降りた狭い所にkenさん、下さんと座り込む。突然後方でガサガサッという音がしたと思ったら横を誰かのザックがころころと転がって落ちていく。一旦止まるかと思ったら更に下まで落ちて崖の途中に張り出している岩に引っかかってやっと止まる。

晴れてごはん

 その岩の下は真逆さまになっていて足場はなく、とてもそこまで行って取るのは無理そうだ。ザックは瀬さんのものらしい。下さんがロープを出すが短くて届かないしどうしよう?私にはとても怖くて降りれない。瀬さんは自分で降りようと言うが危ないんじゃないかと注意する。下さんが意を決してまずは一段岩場を降りる。次にもう一つ岩場を降りるが見ているこっちが怖くて気が気がじゃない。何とか手を伸ばしてザックを引き上げる。その後、下さんも慎重に上がってくる。勇気があるなぁと感心一入。これで無事、瀬さんもごはんにありつける。こういうとき何もできない自分が情けない。岩場の経験でもあれば良いのだが。狭い場所で銘々ご飯を食べ、果物やおかずを回してもらいながらさらにコーヒーまでご馳走になる。皆さん、ありがとう。美味しい。

温泉でビール

 食べ終わったら二十六夜山に向け出発する。しばらく下っていくが滑りやすく、気が抜けない。こちらの道も所々色づいている場所があり秋を感じる。随分下って林道になり、また山道に踏み入りすぐに二十六夜山に到着する。景色は生憎で近くに雲がかかった御正体山が見えるくらいだ。少し休憩し長い下りを上戸沢へ向け降りていく。やがて沢のほとりを下る道になりまっすぐ北へ向かう。膝がもう痛くて降りるのがしんどい。やっと上戸沢に到着し、林道を右に進むと少しで芭蕉月待ちの湯に到着する。やった温泉だ。すぐに風呂へ入り、今日の疲れを癒す。やはり温泉は気持ち良い。ゆっくり寛ぎ風呂から上がってビールを飲む。今日は車じゃないから気楽だ。後はほろ酔い加減で電車に揺られ帰るだけだ。


山行データ
山行日 2005/10/30 曇り
今倉山(1,470m)、道志二十六夜山(1,297m)
コース 道坂トンネル(9:35)今倉山(11:00,11:10)赤岩(12:00,12:35)道志二十六夜山(14:00,14:05)上戸沢(15:50)
歩行数:未計測
同行者 kenさん、下さん、池さん、竹さん、たーさん、荒さん、国さん、新さん、瀬さん、岡さん
ガイドブック 山と高原地図27高尾・陣馬
温 泉 芭蕉月待ちの湯
写 真 道志二十六夜山の写真

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