大室山(2006/02/12)単独


ブランチ?

 ずっと一人で歩いてないから久しぶりに一人歩きをしようと何処にするか考える。富士急のバスカードがまだ4千円以上残っているからそれを使って行ける所にしよう。で、場所はまだ一度も行ったことが無い大室山にし、珍しく電車とバスで行くことにした。西丹沢自然教室まで最初のバスに乗り到着は8:31。駐車場は既に一杯だ。支度をして登山届けを出すと8:40。舗装された林道を歩き出す。道は所々凍った雪があり慎重に進む。この時期でもキャンプ場を利用している人がいてたまに車が通る。先の方を一人歩いている人がいるが全然追いつかない。どこへ行くんだろうと思っていたら用木沢出合の分岐で休憩している。私も早いペースで歩いてきたから荷物を置いて少し水を飲む。その人はまだ休んでいるのでお先にと声を掛け先へ進む。沢沿いは日が当たらないため雪があるが道は良く踏まれているから軽アイゼンは不要だ。犬越路までは2003/9に檜洞丸に登った時に一度歩いているから安心だ。笹薮が煩くなってくると用木沢出合から1時間ちょっとで犬越路に到着する。途中会ったのは下ってくる二人連れ一組と単独が一人だけだ。木のベンチでは高校生くらいの3人組がカップラーメンを食べている。まだ10時だが早い昼ごはんなのかそれとも遅い朝食か。

静かな山歩き

 展望は曇りがちではあるがおおむね晴れていて近くの山は良く見える。しかし肝心の富士山は下のほうしか見えない。避難小屋が綺麗になったとのことで覗いてみるとなるほど新築で綺麗だ。まだ避難小屋に泊まった山行はしたことがないがこれなら快適に過ごせそうだ。以前檜洞丸に登ったときに途中で脹脛が攣ったことがあり、意識的に水を多く飲み10分も休憩してから初めての大室山へ向かう。避難小屋の脇を抜け歩き出すとすぐに日陰の道では雪が凍っている箇所があり慎重に進む。次は泥んこの大きな段差に出て登れない。何とか登ろうとすると滑って手を着いてしまう。どうも登れそうに無く左脇から木に掴まりながら迂回する。30分ほど歩くと丁度休憩したいところに絶妙なタイミングでベンチがあり、ザックを降ろして休憩する。全く人とは会わずに静かだ。そこを過ぎると少し下りになり結構雪があり軽アイゼンを付けるか迷うが雪は凍っていないからそのまま進む。雪の全く無い部分と少し雪があったり凍っている部分が交互に出てきては慎重に進む。また一つ少し下ってから登っていくと上から一組のペアが降りてきて犬越路から初めて人と会う。更に少し登ると加入道山からの尾根に出る。ここからは緩やかな道になり道志の山々を左に見ながら快適に歩くとすぐに誰もいない静かな頂上に到着する。

これから?

 雪は20cmくらいだろうか。大室指への道は踏み後が少ないが、大渡、久保吊橋方面は結構踏まれている。風がなくジャケットを着なくても暖かい。早速持ってきたおにぎりを2個食べる。食べているうちに体が冷えてきてジャケットを羽織る。少し休憩して下ることにする。勿論来た道をピストンだ。犬越路までの分岐に進みながら道志の山並みを見る。たぶん赤鞍ヶ岳方面だろうか赤茶けた山肌が見える。向こうは標高が低く南面だから全く雪は見えない。分岐から下っていくと用木沢出合で会った人とすれ違う。すぐに今度は二人連れとすれ違う。こういう静かな山が好きな人も結構いるようだ。犬越路までの道を半分程過ぎた辺りの平坦な日陰で凍っている箇所があり、いきなり滑ってしまう。すっかり気が緩んで平地を歩くような感じで無造作に足を出したのが原因だ。両脇はちょっと痩せた所で斜面に笹が着いているが落ちたら怪我をしそうな場所だ。転びはしなかったがすぐに気を引き締める。やがて檜洞丸が大きく見えてくるとすぐに犬越路に到着する。無事ここまで降りることが出来た。木のベンチではアメリカ人だろうが気さくな外国人がいて挨拶してくる。大室山までの道の様子を聞いてくるからそんな危険な場所は無いと答える。それにしても軽そうな小さなザックで既に12時近いし冬のこの時期にこれから登るのはちょっと遅いのではと心配してしまう。

またバスで

 ここでも水を十分飲み休憩してから来た道を戻る。何も問題なくずんずん降りていくとすぐに沢沿いの道になる。所々陽が差して気持ちいいハイクだ。川を何度か渡り用木沢出合に到着しバス停まで戻る。結局犬越路から誰にも会わずじまいだ。14:40のバスを目指して降りてきたがまだ14:05だ。バスの時刻表を見ると丁度14:00のバスが出たばかりだ。もう少し飛ばせば間に合ったかもしれないが怪我とは引き換えにできない。自然教室の中の展示物を見たり外の公園で時間を潰す。やがてやってきたバスに乗り中川で降りてぶなの湯へ向かう。風呂はそんなに混んでいなくて快適だ。内湯、野天と入り休憩室でビールを飲む。今日は車でないから気楽だ。お腹が空いたのでそばでも食べようと思ったらここは何もなくてがっくり。持ち込み自由のようだから次来るときは何かつまみを持って来よう。休憩室は空いているから横になって少しうとうとする。2時間ゆったりしてから外に出てバスの時間まで少しあるから川沿いを歩く。ここに流れている沢はてっきり中川だと思ったら川に掛かっている橋には湯ノ沢橋と書いてある。風呂上りにこの辺を散策するのも良いもんだ。さて時間になりバス停へ向かう。やがてやってきたバスに乗り新松田へ向かう。富士急のバスカードはまだ2千円以上あるしまたバスで来るのも良いかもしれない。


山行データ
山行日 2006/02/12 晴れ
大室山(1,588m)
コース 西丹沢自然教室(8:40)用木沢出合(9:00)犬越路(10:05,1015)大室山(11:40,11,55)犬越路(12:50,13:00)用木沢出合(13:45)西丹沢自然教室(14:05)
歩行数:26,000 水:往復0.7L
同行者 なし
ガイドブック 山と高原地図28丹沢
温 泉 中川温泉 ぶなの湯
写 真 大室山の写真

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