鍋割山(2006/03/21)グループ


昔はどんな?

 鍋割山には1月に二太郎を連れて行ったが、今度は日和見山酔会で行くことになった。前は富士山が見えなかったが、今回は晴れの予報で展望が期待できる。今日の目当てはやはり鍋焼きうどんだ。丹沢は初めてという人もいて丁度これから木々が芽吹く頃で良い季節だ。集合場所の渋沢駅で降りると既に何人か来ていて挨拶をする。傍さんとは初めてだ。最後に中さんがやってきて全員集合する。今日のメンバは渡さん、荒さん、中さん、下さん、傍さん、岡さん、嶋さんと私の8名だ。

 今回幹事の渡さんが予約してくれたタクシー二台に乗り表丹沢県民の森駐車場へ向かう。車内で傍さんが丹沢は初めてだという話をすると運転手さんが地元なのに一度も山歩きはしたことがないと言う。遠くからやってくる人からしたら勿体無い話だ。岡さんが学生の頃来たときは駅からずっと歩いたと言い、随分大変だったらしい。私は7年前から山歩きを始めたから、その頃の山歩きというのは本で読んだり話に聞いたりの知識しかなく、水を飲むなとか重いボッカをしたりで大変そうだなとは思うが、実際どんな感じだったかは実感できない。今より大変な分、登り終えた後の達成感や喜びも強かったのだろうか。

前兆

 ゲート前で降り下さんの掛け声で準備体操を行う。周りの木々は少し芽吹き始めていてこれからの季節が楽しみだ。二俣へ向かい10分ほど歩いた頃お腹が痛くなってくる。駐車場に戻るか迷うが少し歩いていると治まってそのまま進む。二俣を過ぎた辺りで傍さんが道端のスミレを見つける。街中で人手で植えられたものでない自生のスミレはより可憐な感じがするものだ。後沢乗越へ向かう途中で一度休憩する。すかさず飴やらゼリーなどを配ってもらい頂く。大勢で行くと休憩のたびに銘々持ち寄ったお菓子などで気分転換ができる。後沢乗越からは急な道になるが大勢で歩くとゆったりペースで疲れない。一人だとどうしてもハイペースで疲れてしまうのだが。

変わらぬ味

 途中、もう一度休憩して上へ向かう。時々大きなドーンという音がして皆で何の音かなと話す。天気は良く雷の音では無さそうだし、富士の演習の音がこんな所まで聞こえるとは思えないし何だろう。やがて黒いソーラーパネルが見えてくると鍋割山荘前に到着する。うすぐもりで富士山は幽かに見える程度で残念。渡さんが予約していた鍋焼きうどんを注文する。私は先ほどからまたお腹が痛くなってきて初めてここのトイレを借りる。バイオ式トイレで噂どおり綺麗だ。すっきりして皆の所に戻ると草地に銘々シートを広げて出来た人からうどんを食べ始めた所だ。私も出来立ての鍋焼きうどんを食べる。旨い。ここの鍋焼きうどんは3回目だと思うがいつ食べても変わらぬ味だ。

ほっと安心

 みんな食べ終わり口々にお腹一杯と言っているが、言っているそばから岡さんはおにぎりを頬張っている。結構スリムな体格だが以外に大食いなんだと感心する。食後は荒さんがコーヒーを持ってきて全員に振舞ってくれる。インスタントだが開けたてで香りが良く美味しい。リンゴなどの果物をもらったり私はチョコレートを出したりで皆で食後のまったりを楽しむ。十分休んでから金冷シに向けて下り始める。またもや歩き始めて10分ほどしてからお腹が痛くなってくる。どうしよう?戻ってトイレに寄るかこのまま進むか?少し歩くとまた治まってきたからそのまま進む。しかし金冷シのそばまで来た辺りからかなり痛くなってくる。金冷シの分岐で皆は塔ノ岳へ向かうかそのまま降りるか話し始めるが、私はお腹が痛いから先に降りると言って下り始める。中さんが花立にもトイレがあると教えてくれたので花立の屋根が見えてくるとほっとする。小屋に寄りトイレの場所を聞いて一安心。

備えあれば

 トイレに入っていると何だか聞いたような声が聞こえてきて出て行くと花立山荘前のベンチに皆が休憩している。渡さんから正露丸をもらいまた先に降りることにする。急いで降りていくとだんだん膝が痛くなってくるがそのまま進む。次第に膝の痛みが我慢できなくなってきて、途中からストックを出してダブルストックで降りると急に楽になる。やはり下りではストックの効果は大きい。やがて林道に出て大倉バス停に到着しまたトイレに寄る。長い下りだった。私はもともとお腹を壊しやすい体質なのだが今まで山歩きしているときにお腹を壊したことが無く安心していた。今回のことで今後は常備薬としてお腹の薬も持つことにしよう。

次の楽しみ

 休憩室で休んでいると下さんたちがやってくる。他のメンバはまだ後のようだ。やがて皆揃ってバスに乗り込む。渋沢駅から鶴巻温泉駅に向かう。岡さんは家で娘さんが夕食を作って待っているとのことで温泉に寄らずに帰ることになる。嶋さんは体調が悪く最後までどうしようか悩んでいたが、やはり風呂上りのビールの誘惑に勝てず温泉に行くことになる。7人で鶴巻温泉の弘法の里湯に向かう。

 1月に二太郎と車で来たときは中々駐車場に入れず歩きの人がぞくぞくと先に入っていくのを悔しい思いで見送ったのだが今日は歩いてすんなり入れる。風呂は空いていて飛び石連休のせいなのか意外だ。そういえば山も案外人出が少なかったようだ。風呂の中も空いていてゆったりと浸かる。気持ちいい。のんびり中湯、露天に入ってから休憩室でビールを飲む。お腹の具合もよくなりビールが旨い。やがて女性陣も上がってきて中さんと荒さんより韓国旅行の土産物のイカ明太子を頂く。そんなに辛くなくビールのつまみに最高だ。次は泊まりで蛭ヶ岳へ行く計画などで盛り上がる。丹沢最高峰にはまだ行ったことがなくて楽しみだ。


山行データ
山行日 2006/03/21 晴れ
鍋割山(1,273m)
コース 表丹沢県民の森(9:25)後沢乗越(10:25)頂上(12:05,13:05)金冷シ(14:15)大倉バス停(16:05) 
歩行数:未計測 水:往復0.4L
同行者 中さん、下さん、荒さん、傍さん、岡さん、嶋さん、渡さん
ガイドブック 山と高原地図28丹沢
温 泉 鶴巻温泉 弘法の里湯
写 真 鍋割山の写真

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