浅間嶺(2006/04/09)グループ


初めてのオフ会

 私が参加しているMLで山旅MLというのがある。このMLには2年ほど前から参加しているのだが、今までもオフ会は何度かあったのだがなかなか都合が合わず、今回初めての参加となる。場所は奥多摩の浅間嶺だ。奥多摩は御岳山、日ノ出山、大岳山しか行ったことが無くて詳しくない。どんな場所だろう。この会のメンバは天泊縦走派が多く、標準コースタイムの半分位で歩く強者もいて私のような軟弱日帰り登山(山歩き程度)をしている人は付いて行けるか少し心配だ。今回参加メンバーであるたけさんの掲示板に参加者のスレッドが一杯書かれていて誰がどんな食材や酒を持っていくかupされている。随分酒豪が大勢参加しそうな勢いだ。私は飲めないから取り合えず自分の飲む缶ビール一本と柿ピー2パック、汁物を作るようだから水2Lを持っていくことにする。

会えるかな?

 電車を乗り換え八王子から八高線に乗ると車内は登山客で一杯となる。ところで今日は初参加だがどうやってこのMLの人達だと見分ければいいのだろう?服装も分からないし携帯番号も知らないのだ。まぁ、何とかなるか。拝島から五日市線に乗り換える。ますます登山客だらけになる。この路線に乗るのは初めてかもしれない。天気もよく車窓からは富士山も見えている。今日歩く道からも富士山が見えると良いな。やがて集合駅の武蔵五日市駅に着く。どっと人が降り改札へ向かう。先へトイレに寄るがこちらも一杯だ。改札を抜け駅前に出るとあちこちで人待ち顔の人達が大勢いる。バス停の方も結構人が並んでいる。一本前の電車できたからまだ来てないのだろうか?

緊張して

 周りにいる人達の会話に耳を傾けてみたり、MLの発言から想像していたイメージの人達がいないか探してみる。するとすぐそばでそれらしい雰囲気の3人組がいて山旅MLの人達かと声を掛けるとやはりそうだ。良かった、会えた。挨拶をすると今日の幹事のまきくまさん、ロビンさん、こつこつさんだと知る。そうか、この人がこつこつさんか。MLでの山行報告ではコースタイムの半分位で歩く人で普通一泊二日の工程を日帰りで歩くのだ。細身だけどガッシリした感じで結構イメージどおりだ。まきくまさん、ロビンさんはうーん?まぁそんなにイメージとは遠くないか。MLでどんな人かと想像していた人達と実際に会ってみるのはオフ会の楽しみだ。こつこつさんが「どうやってきたんですか?」と聞くが「はぁ、えー、電車を何度も乗り継いで・・・」などと間抜けな回答をする。どうも初対面で緊張する。さらに「最近はどこを歩いたんですか?」と聞かれるが咄嗟に頭に浮かばない。

意外?

 ロビンさんが今日はどのバス停で降りるの?とまきくまさんに聞くと、だからぁ、浅間嶺登山口だって。と答えている。二人の会話は漫才コンビみたいで面白い。更にゆきさんという人は今日は長野の浅間山へ行くと思っていたらしい。確かに浅間嶺と浅間山似てはいるが・・・ そんな話を聞いているとこのML参加者のイメージが随分変わってくる。今までは天泊縦走する人が多く、コースタイムの半分で歩く人もいてしっかりものの兵(つわもの)集団だと思っていたが、案外気さくな人達ばかりのようで安心する。すぐにたけさんがやってきて挨拶をするが、想像していたよりずっと若い人でびっくりする。彼のHPのひげの似顔絵や花に詳しいことなどからもっと年配の人だと想像してのだが。

長い!

 今日は各自持ち寄る酒の量が凄いことになりそうなどの話になり、emiさんという人ががかなりの酒豪でうわばみのように飲むと聞きどんな人なんだろうと想像する。そうこうしている内に次から次へと参加者が現れ挨拶をするが何分全員初めての人達だから名前が覚えられない。それにしてもバス停の行列が長くなってきて全員乗れるのか心配だ。出発時刻になり、目的のバスになんとか全員乗れたようで発車する。バスの中は通勤電車並みの混雑だ。となりになったつばささんとどんな山に行っているかなど情報交換をする。バスは30分以上乗っていて立ったままだから右に左に揺れてだんだん疲れてくる。随分と距離があるのだ。

覚えられない!

 途中で今日の下山口である払沢の滝駐車場に車を止めたMartyさんと紅茶んさんが乗ってくる。さらに10分以上乗っただろうかやっと浅間嶺登山口に到着する。ここのバス停ではかなりの乗客が降り、バス停もごった返す。初対面の人ばかりでどの人が今回の参加者だったか良く分からない。まきくまさんが、さぁ行きますよ!と声を掛け一つの集団になり少し進んで浅間尾根附近案内図のあるちょっと広くなった場所で全員輪になって自己紹介が始まる。まきくまさんが最初に「えー、今日は私のためにお集まりいただき〜」と挨拶を始めると周りからするどく突込みが入る。各自自己紹介をしていくが殆どの人はハンドルネームだけでの挨拶だ。それにしも大勢でやはり名前が覚えられない。

古道

 全員自己紹介が終わり歩き始める。少しずつそばの人と話をしているとしだいに打ち解けてくる。emiさんは山歩きはまだ2,3回しかしたことがないそうだが、オフ会(飲み会)には必ず参加しているらしい。道にはスミレなどの花が沢山咲いていてすぐに写真渋滞になる。今回の参加者の中ではたけさんが一番詳しいようでこれはxxスミレ、これはxxスミレと教えてくれるのだがちょっと聞いても覚えられるものではない。勢い良く青空に伸びる新緑が綺麗だ。18人の団体で花目当ての人達は遅れ始め、酒目当ての人達は山頂に急ぎ、だんだんと列は長くなっていく。道はとても歩きやすい道で昔はここを人馬が歩いていたかと思うと不思議な感じだ。車のない時代はあくせくすることなく道端の花を愛でながら歩くことが出来たのだろうか?所々に石仏があり、往時の人々が道中の安全を願った思いが伝わってくる。

さすが

 天気はよく奥多摩の山々が良く見える。特徴のある大岳山は一度登った山だ。その左手に見えるのは御前山らしい。やがてサル石という大きな岩があるところにくる。サルの手形が付いているらしいが探しても良く分からない。山に行くとこの手の岩があちこちにあるが、なかなかはっきりそれと分かるのは少ない。すぐに今度は一本杉と書かれた看板がある。しかもカッコで(一本松)と書かれている。その辺は杉は一杯有るし奥に松もあるしどの木を指しているのか分からない。途中、一箇所左側が崩壊している場所があり慎重に通過するが他に危ない箇所はなく順調に進む。やがて先頭を行くこつこつさんが立ち止まって分岐をどちらに行くか迷っている。真っ直ぐは踏み跡のしっかりした道で右は踏み跡が怪しい。で、右にずんずん進んでいく。一人で来ていたら絶対分からない道だ。するとすぐに小岩浅間という小さなピークに出る。エアリアの地図には明記されていないが地形図には載っているピークらしい。こういう所を通るとはさすが通の人達だ。

凄い量!

 ここを降りていくと分岐があり、右手は「人里」と書かれている。「人里」とは随分大雑把な標識だ。(後で地図を見て分かったのだが「ひとざと」とは読まず「へんほり」と読むらしい)やがて目当ての浅間嶺に到着する。公園のように整備されていて広場の上が頂上のようだ。まずはピークを踏もう。少しの登りでピークに出ると浅間嶺の標識がある。珍しく標高が書かれていない。御前山から大岳山の景色が見渡せて気持ちいい。

 さてお楽しみの宴会だがここは風が当たって少し肌寒い。先ほどの広場に戻ってシートを広げると利用時間無制限の宴会場のできあがり。皆ザックを置くと出て来る出てくる酒のオンパレード。日本酒5本、ワイン8本、ビール7本、酎ハイ1本、並べると壮観だ。これを皆デジカメに撮る。こんなにあって全部飲めるのだろうか?凄い眺めだ。

豪華!

 早速こつこつさんは何やら茹で始める。ニョッキらしい。emiさんはサラダをザックから取り出し、圧巻はたけさんの三段弁当だ。朝4時起きで(たけさんの嫁さんが?)作ったらしい。他にも罰ゲーム付きの稲荷やらチーズやら各自持ち寄った食材で豪華なランチになる。私はビール一本だけで十分と思っていたが、ついつい楽しくてワインやら日本酒まで飲んでしまう。罰ゲーム付きの稲荷はさよさんが当てる。罰ゲームは何かと思ったら異性に囲まれて写真を撮ってもらうことらしい。MLに罰ゲーム入りの稲荷を持っていくようなことが書かれてあって、てっきり私は辛子入りとかそういうのを想像していたのだが、とても楽しいアイデアだ。食後はemiさんが何とシフォンケーキを持ってきていて(しかも2つ!)分けてくれる。何から何までありがたい。食材もアルコールも私はどれもおいしく頂く。そんな中やっと熊さんがやってくる。私はてっきり大きながっしりしている人だと想像していたが、意外と細身でびっくり。ザックから一升瓶を取り出しなおびっくり。熊さんへはあちこちから駆けつけ三杯の酒やら、駆けつけ三食の食材などふんだんに振舞われる。熊さんが持ってきた一升瓶もあれよあれよと思う間に減っていく。

目的は?

 楽しかった宴会も風が吹き肌寒くなってきてお開きとなる。全員で記念写真を撮ることになるが4人ほどがいろんな角度から撮ろうとするからどこを向いたらいいか分からず、みんなバラバラのカメラを見る。みんな結構しっかりした三脚を持っていて話を聞くと軽い三脚だとブレて綺麗に撮れないらしい。撮影が終わり下り始めるともう4時近い。幹事のまきくまさんは払沢の滝バス停が17:35だから先を急ぐ。その後は1時間以上バスがないらしい。しかし19人の大所帯、そんなにスムーズには事が運ばない。相変わらず花があるとしゃがみ込んで写真を撮ったり酎ハイを飲みながら千鳥足で歩く人までいてまたまた長い行列になる。途中カタクリの群落があって先頭を急いでいたまきくまさんの足も止まる。私はカタクリを見るのは初めてだ。薄い紫の花が斜面に点々と咲いているのは綺麗だ。途中水車のある峠の茶屋があるが営業はしていないようだ。さらに下っていくとつつじだろうか鮮やかなピンクの花が綺麗だ。払沢の滝近くでまきくまさんが滝に寄らなくていいか聞くが誰も寄りたいと言う人もない。今日の目的は宴会で終わりだ。

今日も一日

 少し進むとこの辺の滝の名所の看板があり、そこに載ってる滝の写真を記念に写す人もいる。払沢の滝駐車場で紅茶んさん、熊さん、Martyさんは車だからここでお別れだ。紅茶んさんは頂上からずっとゴミを持ってきてくれて偉い人だ。ありがとう。そのまま車にゴミを積んで帰るようだ。バス停に着くともうバスは行った後で少し歩いて本宿役場前バス停に向かう。そこの発車は18:00で少しの間待つ。ところがいつまで経ってもバスは来ない。もう20分以上過ぎている。業を煮やしてxxさんが時刻表に書いてあったバス会社の電話番号に連絡する。すると駅周辺の渋滞で遅れてはいるが運行はしているらしい。やっとやってきたバスに乗って駅へ向かう。今日は初のオフ会だったがみんな気さくな人達で楽しい一日となった。


山行データ
山行日 2006/04/09 晴れ
浅間嶺(930m)
コース 浅間尾根登山口(9:55)浅間嶺(12:00,15:50)払沢の滝入口(17:45)
歩行数:未計測 水:未計測
同行者 まきくまさん、たけさん、ゆきさん、Martyさん、小林さん、ゆうた君、emiさん、こつこつさん、ロビンさん、熊さん、ふうろさん、さよさん、オーロラさん、ぜいぜいさん、ぜいぜいさんのダンナさん、紅茶んさん、つばささん、ぴかごろーさん
ガイドブック 山と高原地図23奥多摩
温 泉 なし
写 真 浅間嶺の写真

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